第6話


『ごめんなさい!!…ごめんなさい!!…』

『……』


男が女を痛めつけている遠い記憶。

胸ぐらを掴んで頬を叩いて、無言で蹴り上げている。それを少し遠くから冷めた顔でみている小さな少年がいた。でもよく見ると微笑んでいるようにも見えた。

なぜならそのまま男は女を犯し始めたから。


僕もその少年と同じで少しほくそ笑みながらそれを見ていた。凄く…興奮と安心とが入り乱れていた…。


昔、同じ事を希咲と麗沙にしていた。

今はもう…したくない。

けど衝動が止まらなくなる……。



歪んたものを全て受け入れる人が欲しかった

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