第17話 進撃のオタク 〜その1〜

レク「っく…あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

レミ「レクさぁぁぁぁんっ!!!」

エルリカ「レクっ!!!」


リゲルの放った魔法がレクヘ直撃し、レクは爆破攻撃を喰らった


レミ「そんな…レクさん…」

アクリス「安心せい、奴はまだ死んではおらん」

レミ「っ!?」


爆発地点から叫び声が聞こえそこには巨大な人影があった


???「ウォォォォォォォォッ!!!」

レミ「あれは…!?」

アクリス「確信はないがあれはレクだな」

エルリカ「あれが…レク!?」

アクリス「奴はスキルが作れるんだろう?きっと即席で作ったのだよ」

レク(よかった…このスキルが成功して…これでみんなを守れる…っ!)

リゲル「ほう…?巨人となって彼女たちを守る…と…人の姿を捨ててまですることですか…?」

レク「ウォォォォォォォッ!!!」

レク(『巨人化タイタンズ:アギト』)


巨人化したレクの姿が突如変化した


リゲル「姿が変わった…?まぁ、姿が変わったところでなんら影響は…」

レク(この姿は顎の力が凄まじい…これであいつを…っ!)

「ウォォォォォッ!!」

リゲル「くっ…かはっ…!」


巨人の姿を変えたレクは強靭な顎でリゲルを攻撃した


リゲル「これが…巨人化した力…っ!だが…まだだ…っ!『幻影魔獣ファントム:飛龍バハムート』!」

レク(なっ!?あれは…バハムート!?)

リゲル「驚いたでしょう?巨人化しても表情は変えられないようですねぇ…この幻影魔獣ファントムはかつて存在した龍をイメージした物なんです…その力も壮大であなたでもきっと太刀打ちできないでしょう…」

レク(バハムと戦いまくった俺には無駄だな…『巨人化タイタンズ:ビースト』『巨人化タイタンズ:アギト』…)

リゲル「翼を生やすこともできるとはこれはまた驚きました…ですがバハムートには到底…何…!?」

レク(こんなの本物と比べたら雑魚同然だ!…この状態だと外に聞こえねぇか…じゃ、終わらせて聞かせてやるか『巨人化タイタンズ:進撃アタック』…)

「ゔぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!」


また人型の巨人へと変身したレクの一撃がリゲルの全身へと直撃した


リゲル「っ!!!そん…な…この私が…凡人に…敗れるなど…」


巨人の中からレクが出てきた


レク「リゲル…貴様の敗因はただ一つ…バハムートはあんな弱くねぇんだよっ!!」

リゲル「そん…な…」


レクは見事七欲邪帝睡眠欲担当シリウス・リゲルとの勝負に勝利し、皆は喜んだ…しかし、この勝負のせいで、また新たな欲が動き出そうとしていた…


怠惰「あのシリウスがやられたみたいだよ〜、あいつめんどかったからラッキーだわぁ」

承認「あの異世界転生者の力は凄まじい、奴では到底敵わん」

性「どんな相手だろうと私の力で魅了してやるわよ…」

感楽「どーでもいいけどさ〜まじつまんねー結果で終わらせるんじゃねーぞ?おめぇら、俺が楽しめねぇと意味ねーじゃん?」

食「ねぇねぇ、あいつの魔法ってどんな味がするのかな?辛い?甘い?酸っぱい?」

生存「いやだなぁ、怖いなぁ、そいつと戦って死にたくないなぁ」



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