第10話 ファンタジスタフロンティア 〜その2〜

レク「朝なのはいいけど…しばらく外出できそうにはねーんだよなぁ…どうしたものか……とりあえず飯食ってから考えるか」


レクは起床し、食堂へと向かった


レミ「あ!おはようございます!レクさん!」

エルリカ「おはようレク!」

レク「おう!おはようみんな!ところでレミ、今日の飯はなんだ?」

レミ「今日の朝食はトーストと野いちごのケーキです!」

レク「うっひょぉぉぉ!!うっまそぉぉぉぉ!!!!いっただっきまーす!」


レクはレミの料理を食べ終え、自室へ戻った


レク「さて…朝食も終わったし何しようか…訓練場に行くのもありだが…それだと強くなるのも遅くなりそうだし……あ、バハムのある境目って…時間の流れはどうなってるんだ…?行ってみるのもありだが…何か方法は…スキルを使ってみるか…」

(行ったことのある場所へいつどんなところでも行けるスキル…)

レク「よし、試してみるか『テレポートゲート』!」


レクが魔法の名を叫んだ時、目の前に扉が現れた


レク「成功か…?とりあえず入ってみるか…」


レクは目の前の扉は入っていった


バハム「なんじゃぁ?この扉は…んぉっ!?」

レク「ってて…なんで扉なのに空中にテレポートするんだよ…って…!バハム!すすすすすまん!!」

バハム「全く…貴様じゃなきゃ殺しておったぞ」

レク「危ないとこだったな…」

バハム「で…ずいぶんと早い再開じゃが…要件はなんじゃ?」

レク「っと、そうだったバハムここの時間の流れはどうなってんだ?」

バハム「時間の流れぇ?そう考えたことはなかったがそうじゃなぁ…ざっとここの1週間が向こうの一日くらいかのぉ?」

レク「そうか…」

バハム「何故そんなことを聞くのじゃ?」

レク「…バハム…俺を…」

バハム「???」

レク「鍛えてくれ!!!」

バハム「はぁぁぁ!?ききき貴様を我が鍛えるぅ!?」

レク「そうだ!俺は今以上に強くならねぇと…仲間を守れねぇ!!!」

バハム「貴様死ぬぞ!?」

レク「俺はそう簡単には死なねぇ!お前が与えたこの魔法とスキルで、生き残る!」

バハム「そうか…そこまで言うなら仕方ない…よかろう!ならば全力でかかってこい!こちらも全力で行く!」

レク「やってやろうじゃねぇの…!」


そうしてレクとバハムの秘密の稽古が始まった


バハム「ギガバハムブロー!!」

レク「ぐはっ…!エレキネット!スラント!!!」

バハム「そんな攻撃じゃ我には通らんぞ!!」

レク「くそっ…!」

バハム「ドラゴニックアロー!!!」

レク「っ!」


レクはバハムの技を見切り、見事に避けることに成功した


レク「っぶねぇ!今の当たったら死んでたぞ!」

バハム「貴様は死なないのであろう?ならば余裕じゃろ」

レク「っっ!!黒閃…!!!」

バハム「っ!なかなか…やりよる…じゃがまだまだぁ!!!」

レク(くそっ…俺の持ってるスキルはほぼ全て使った…!なにか他にスキルは…!そうか…俺はこいつに気に入られた…それは幸運だ…ならばこの運を使ったスキル…運の強さによって攻撃力が変わるスキルを…!)

レク「きたぁ!!!『バンド・オブ・フォーチュン』!!!」

バハム「くはぁっ!!!これは…我でもキツイかもしれん…!」

レク「からの!黒閃とハンド・オブ・フォーチュンの合わせ技!『ブラッシュ・オブ・フォーチュン!!』」

バハム「かはぁっ!!けほっけほっ…ま、参った…流石に我でもお手上げじゃ…まさか貴様の幸運を使ったスキルを生み出すとは…流石に我でも思いつかぬ…」

レク「てことは!?」

バハム「貴様の勝ちじゃ」

レク「ぃよっしゃぁぁぁぁっ!!!ドラゴンに勝ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


レクは新たにスキルを生み出し、そのスキルと自分の持っていたスキルを合わせた技で見事にバハムに勝利することができた

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