第7話 オタク廻戦 〜その1〜
レク「っく〜っ!相変わらずこの世界の朝はいい朝だなぁ」
エルリカ「あら!おはようレク!今日は何するの?」
レク「今日はスキルを上手く使えるようにするのと戦闘に慣れるために1人で森林に行こうと思ってるよ」
エルリカ「1人で?大丈夫なの?私もついていこうか?」
レク「いつまでも誰かと一緒に戦闘しても足を引っ張るだけだし今日は1人で10体討伐を目指すぜ」
エルリカ「そっか…頑張ってね!怪我をしたらすぐに言うのよ!?」
レク「おう!」
森林へ到着したレクは牙獣と遭遇した
レク「早速出やがったな牙獣!いざ!勝負!」
牙獣「ギャァァァァッ!」
レク「てめぇの攻撃はお見通しだ!エレキネット!!!」
牙獣「ギャッ!?」
レク「からのスラントォっ!」
牙獣「ギャァァァァっ…」
レク「スラントの使い方はだいぶ慣れてきたな、あとは昨日作ったメタルクローか…片手剣でメタルクローだとそこまで強くない感じがしたから今のうちにいくつか武器作るかぁ…」
(虎のような強い爪をイメージ…っ)
レク「ウェポンズ・メイカー!…やっぱ虎のような強い爪だとトラクローができるよなぁ…ま、いいか!この爪を強化できるスキルも今度作っとくか!」
ローブ姿の男「見させて頂きましたよ…あなたのその魔法…実に興味深い…ぜひ我々のところで思う存分その魔法を活かしませんか?」
レク「誰だお前…見るからに悪そうなやつだが…一応聞いておく、お前名前は?」
ローブ姿の男「これはこれは失礼いたしました。私の名前はアンタレス・ベガ…どうぞベガとお呼びください…」
レク「そりゃどーも、仕方ないから俺も自己紹介してやる、俺の名前はスズキレク…悪いがお前らのところへ付くつもりはない俺には大切な仲間がいるんでね」
ベガ「それは残念だ…では、死んでいただきましょう…はっ!!」
レク「やっぱそうくるよなっ!エレキネットっ!!!」
ベガ「おや、武器を作るだけでなく雷魔法まで…本当に興味深い男だ…」
レク「まともに当たったはずなのにまるで効いてねぇ!だったら…スラント!メタルクロー!」
ベガ「聞いたこともないスキルだらけで戦い甲斐がありますねぇ…他にはどんな技があるんですか?」
レク「悪いがこれで全部だ…今はな」
ベガ「今は…?それは一体…」
レク「お前に俺の魔法を答えるわけねーだろ馬鹿が!!!」
ベガ「いきのいいクソガキですねぇ…そんなものでは挑発にもなりませんよ」
レク「挑発?これが挑発に思えるのか?どこまで頭が悪いんだお前は」
(少しでもいいんだ…何か技を…考えろ考えろ考えろ…!)
レク「きたきたぁ!!!黒閃っ!!!」
レクは咄嗟に打撃技を繰り出し、ベガの腹部へと直撃した
ベガ「くはっ…!何故…攻撃が…!」
レク「打撃技は効くみてぇだなぁ?」
ベガ「そんな…そんなそんなそんなそんなっ!!!こんなクソガキのちんけな技がこの私に通用するはずが…!覚えていろ!いずれ私は貴様を殺す!」
レク「おうおう、勝てればいいなこの俺に」
レクの攻撃が直撃したベガは焦りと怒りをあらわにし、姿を消した
レク「はぁぁぁぁぁっ…怖かったぁぁぁぁ!!!何だよあの怪しい姿!しかも我々のところってなんだよ!怖すぎだろ!!!攻撃が入ってなかったら死んでた!!!ここは一旦帰るしかねぇ!!」
レクはベガに恐怖し、屋敷へ走った
レク「エルリカぁぁぁ!!!ロズレストぉぉぉ!!!誰でもいい!来てくれぇぇ!!!」
レミ「どうしたんですか?そんなに慌てて、まるで怖いものを見たかのような顔ですよ?」
レク「さ、さっき森林に行ったらいかにも怪しい雰囲気の男が!!!」
レミ「レクさん…その男の名前は…?」
レク「たしか…アンタレス・ベガ!確かにそう言ってた!!」
レミ「アンタレス…ベガ…!?何故あの森林に…まさかレクさんを…いやそんなはずが…」
レク「レミ!お前何か知ってるのか!?」
レミ「知ってるも何も、この辺で知らない人はいない邪神教徒です!!」
レク「邪神教徒…?」
レミ「はい、奴らは各世界の神話に登場する邪神を崇拝する組織で、アンタレス・ベガはその中でも高い戦闘力を持つと言われています!!」
レク「そんなあぶねー奴だったのか!生きててよかった…」
レミ「運が良かったですねレクさん…無事でよかった…」
レクは自分の命があることに安堵した
しかしその頃、怒りの溢れた者が、レクの命を消そうとしていた
ベガ「あのクソガキ…必ず我らが…いや…この私が命を…」
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