第2話 Re:0から始めるオタク生活〜その2〜
レク「半魔って、どっからどう見たって人間じゃねぇか!!」
エルリカ「まぁ見た目はね、でも普通な人よりも強力な魔法が出せるわよ、私は氷属性の魔法が得意ね」
レク「普通の人って、街の人も魔法が使えるのか!?」
エルリカ「街の人はわからないけど、魔紋が刻まれていれば使えるわよ、あら?レクの手の甲にあるのは…見たことないけど魔紋には違いないようね…」
レク「おお、俺にも魔紋が!?」
エルリカ「この屋敷の主人であるロズレストに会いに行きましょう!」
レク「会いに行くって、主人はこの国の重要な議会に行ってるんじゃねーのか?」
エルリカ「大丈夫よ!彼は貴族でありながらも日々魔法に関する研究をしているの、議会が終わったら研究室へ戻るって言ってたから研究室で待ってようと思って!」
レク「勝手に入っても大丈夫なのかぁ?それ…」
エルリカ「まだ私も自分自身の魔法について知らないことがあるからたまに勝手にお邪魔してるわよ、だからきっと大丈夫!」
レク「エルリカがそこまでいうなら…大丈夫か…」
エルリカ「さぁ!行きましょう!」
レクとエルリカはロズレストの研究室がある街の外れへと足を進めた
レク「はぁ…はぁ…いつ着くんだよぉぉぉ!!!もう15分以上は確実に歩いてるぜ??」
エルリカ「あと少しよ!ほら!あそこ!あれが研究室よ!」
エルリカはとても研究室とは思えないごく普通の一軒家を指差した
レク「あれが研究室ぅ?どー見たってただの一軒家じゃねーか」
謎の貴族「見た目は一軒家だが、中は魔法で研究室っぽくしてあるからね〜」
レク「うわっ、誰だオメーは?俺はエルリカと一緒にロズレストっていう貴族の研究室に用があってきたんだが?」
エルリカ「あ!ロズレスト!随分と早かったんだね、終わるの」
レク「この人がロズレストぉ!?貴族とはかけ離れてるような見た目だが…」
ロズレスト「これはこれはエルリカ様、まぁ議会と言っても近くで目撃情報が出た鬼に関する現状報告だけでしたので…ところでエルリカ様本日はどう言ったご用件で?」
エルリカ「あ、そうだったわ!さっき出会ったこの子、迷子なんだけれど、私の見たことのない魔紋が刻まれてるの、だからロズレストなら知ってると思ってきたのよ」
ロズレスト「ふむ…では中に入って詳しく調べよう…どうぞ中へ〜」
レク「おじゃましまーす…」
レク「って!んじゃこりゃぁ!!!あの外見とは想像もつかねーくらい広いぞ!?」
ロズレスト「先ほども言った通り見た目は一軒家だけど中は魔法で別空間へと繋げてあるからね〜私と私が許可した者以外が中に入ると中身もただの一軒家になるんだよ〜」
レク「すげぇな…魔法って…」
ロズレスト「早速君の魔紋を見せてくれるかな〜?」
レク「おう」
ロズレストはレクの手の甲を凝視し、物珍しいような顔をした
ロズレスト「これは…世にも珍しい異世界転生者にしか現れない魔紋!?私自身も見るのは初めてだ…詳しく調べる必要がありそうだねぇ…」
レク「やっぱり異世界転生だったか…」
ロズレスト「そこの紋章の上に手をかざしてくれるかい?」
ロズレストは魔紋の刻印が入った円盤を指差した
レク「わかった…」
魔紋が刻まれた円盤 −イセカイヨリショウカンサレシモノ、カノチカラハスベテヲソウゾウシ、スベテヲトウチスルモノ−
ロズレスト「全てを創造し…全てを統治する者…」
レク「どういう意味だ…?」
ロズレスト「ただの憶測に過ぎないが、全ての魔法属性を使用できて、新たに魔法やスキルを作れる…ということだと私は思う」
レク「全ての魔法属性が使えてスキルを自分で作れるだとぉ!?!?」
–伝え忘れていたが、この話は重度のオタクである俺、スズキレクが異世界で独自のスキルを使い、無双して世界の平和を掴む話だ–
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