出会い
「ねね、白石くんって小説書くの好きなんだよね?どういうの書くの?」
急に女子に声をかけられた僕はとても驚いてしまった。
「恋愛系とか、そういうの書くの好きです..ところで、貴方の名前教えてもらっても大丈夫ですか...?」
といい振り返ると、話しかけてくれたその子は何回か見たことあった顔だった。それと同時に、少し可愛いな、とも思ってしまった。
「自己紹介で言ったんだけどな〜」
と、笑いながら言われてしまった。
「自己紹介、あまり皆さんの聞いてなくて..」
今になって軽く聞いとけばよかったと後悔してしまった。僕自身あまり他人に興味がなく、中学でも基本的に1人だった。それを高校でも同じようにしようと思っていた。
「私は須一陽菜(すいち ひな)!陽菜って呼んでくれると嬉しいな!」
その名前を聞いた時僕はびっくりした。今の僕は側から見たらすごい顔をしているんだろうと感じた。
「えっと、そういえば陽菜さんと僕ってどこかで会ったことありましたっけ..?」
気づいたらそんな疑問を陽菜さんにぶつけていた。
「んー..えーっとねー、今朝こと覚えてる?」
そんなことを言われ、僕は今朝の記憶を辿っていた。
「わからない、ですね..」
何度辿っても僕の記憶中には出会った記憶はなかった。
「それじゃあ登校中!っていうヒントを出せばもうわかるかな?」
それを言われ僕はさらに考え結論が出た
「あ、陽菜さんってあの時の...!」
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