高校生活の始まり

「ん..なんだったんだあの夢。少し、リアルで怖かったな..」

そんなことを呟きながら時計を見てみると遅刻ギリギリの時間だった。

「これはまずい、今日は登校初日なのに、早く準備しないと!」

朝から変な夢を見たり、登校初日から寝坊はするわで最悪な一日から高校生活が始まって行った。

なんとか家を出ることが出来、急ぎ足で向かっていると男の人に囲まれて困ってるいる女子高校生の人が目に入った。そこをちらっと見てみると、高校生の方は同じ制服ということがわかった。目が合ってしまった、助けたかった、だけど、怖さが勝ってしまいその場を足早にさってしまった。その人に何回も心の中で謝った。ごめんなさい。

今日の朝は色々ありながらも入学式は無事に終わった。各クラスごとに教室に戻り、自己紹介の時間となった。出席番号順で自己紹介していき、ぼーっとしているうちに僕の番が来てしまった。

「えっと...」

緊張であまり言葉がでなかった。

「白石 千翔星(しらいし ちとせ)です。えっと..好きなことは..小説を書くことです..よろしくお願いします..」

あまりいいとは言えない自己紹介になってしまったと思った。もう自分の自己紹介は終わったので、あとの人のものは聞かずにぼーっとすることにした。自己紹介が終わり、担任の先生からの話も終わると解散となった。僕はとくに用事もなく、話しかける勇気もないので帰ろうとした時、後ろから声をかけられた。

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