第15話

「貴方がコウくんね!」






それから少ししてばあさん達を迎えに行くと

花代さんが出迎えてくれた。







「祖父母がお世話になりました、

すみません」







そう言って頼まれたチョコレートと

いちご大福を渡すと、







「あらまぁ、ご丁寧にありがとうございます

そうだわ、少し上がって行って」







「明日も早いので…「少しだけよ〜!」

…すみません、少しだけ失礼します…」








中々出てこない祖父母を捕まえる為だったが







「そうだわ、るるちゃんを紹介するわね〜」

と言われ、思わず名前に反応してしまった。








そんな偶然なんかあるわけないと思いながら

ばあさんの方に目を向けると








____そこには俺が探し続けていた

彼女が立っていた。

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