第7話
「るるちゃん、おかえりなさい
百合子さん、こんばんは」
「花代さん、
また急なお願いで本当にごめんなさいね」
「いいのよいいのよ、いつもありがとうね」
『おばぁちゃんケーキもらいました!』
「あら、神咲さんとこのね!
お夕飯前に食べたら、
るるちゃんご飯食べれなくなっちゃうから
後に食べましょうね〜」
『…我慢します』
「もう本当に可愛いくて癒されるわぁ…
うちの孫も早くお嫁さん見つけてこないかしら」
「おいくつになるの??」
「今年、25歳になったわ」
「あら、るるちゃんといっこ違いなのね」
「そうなのよ〜、浮ついた話もないから
るるちゃんにお願いしてみたけどダメそうね」
「…私も詳しくは聞かせてもらってないけど
初恋の人がずっと忘れられないんですって」
「……なんだかロマンチックね」
「そうだわ、百合子さん
お時間大丈夫ならお夕飯食べていかない??」
「あら、ご一緒していいの??」
「もちろん、るるちゃんもとっても喜ぶしね」
「それは、ぜひそうさせてもらうわ
車を待たせてしまってるから
一度連絡してくるわね」
「中で待ってるわね〜」
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