第13話

_____優莉 side




玄関の鍵そろそろ外れそうってママがいってたよね?






「次のお買い物の日はママに鍵直していいよって

言ってあげよう!!」





私はニコニコしながら玄関へと向かった。





「あれ?」





_____誰かいる?







「ママのお友達かな??」





そこには身長がすごく高くてすごくかっこいい

お兄さんがたっていた。






「こんにちは!!ママのお友達ですか?!」






私はお兄さんにそう声をかけた。







「!君は…っ」





お兄さんは私を見て

すごくびっくりした顔をしていた。







「お兄さんママのお友達?!

良かった!ママにね

ご飯ちゃんと食べてって言って欲しいの!!」





ママはお腹がすいてないから大丈夫と

普段はゼリー飲料しかとらない。





「莉々は…元気してるのか?」






「莉々ってママの名前だ!!

やっぱりお友達なんだね!!



ママは元気だしすごく優しいの!!


優莉がほちょーき壊しちゃったけど

大丈夫ってなでてくれたんだから!!」






私の言葉にお兄さんは「…やっぱり」と呟いて

ママはどこにいる?と私に聞いた。






「ママももうすぐ来るよ!

優莉が先に鍵開けて待ってるの!!」



といい私は今曲がってきた道を指さした。





「ありがとう、少しママにも挨拶してくる」






お兄さんはそう言って一度道を見て

すぐにママの名前を呼んで走った。





「ママにもお友達いたんだ!!

良かったぁ!」




少しはママのさびしさがうまるといいな!




私はそんな事を考えながらお家へと入った。

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