20日

第20話

「……んーん……」




俺は小さな声で目が覚めた。





「…すず……?」




俺の腕の中でスヤスヤ眠っていたすずは

いつの間にか胸元にいて

俺の胸板が原因で呼吸困難になっていた。





「っ!!」

俺はすぐに両腕を上にあげ

すずの顔を出した。





「………んー……」





すずは何事も無かったかのようにまた寝息をたて

寝始めた。






「…可愛いな…」




幸せそうに寝るすずに俺は軽く口付けた。

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