19日
第19話
「……スー………スー…」
すずは小さな寝息を立て
幸せそうな顔をして眠っていた。
「…なんで気づかなかったんだ…」
『…いらない』
『疲れてるんだからいちいち面倒な事聞いてくるな』
思い出せば思い出すほど後悔の念に
押し潰されることばかりだった。
『…私、もうすぐ死んじゃうんだから…』
_____すずが死ぬなんて想像もしたくない
「すず…っ」
俺は小さな彼女を抱きしめ眠りについた。
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