9話
第9話
「っ、はぁはぁ…」
送迎の待ち合わせとして指定された
ホテルから少し離れたバス停に着いた。
ここまで来たらもう大丈夫だよね…
「…ローション紛失でまた罰金…」
1000円マイナスは痛いなぁ…
「ぁー!もう私のバカ!!!!」
声が似てるだけで本人とも限らないのに
なんで逃げたの!!
「…送迎車も混み合ってるからあと10分かかるって言うし…」
_____なんだが一気に疲れちゃった…
____ズサッ
「…はぁ……」
私は思わず座り込んでしまった。
「……なんか、情けない…」
_____貴方みたいな人が子供なんで育てられるわけ
ないでしょう!!?
「…………瑠音…」
…こんなママでごめんね……
「…っ、うっ………」
涙が溢れてきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます