8話
第8話
_____舜 side
「っ、なんなんだ一体…」
前を歩いていた女性が
透明の液体?のようなものが入った容器を落とした為
それを拾って返そうとした。
だが俺が声をかけると
彼女は咄嗟に走っていってしまった。
「…どうすればいいんだ」
_____そもそもなんだこれは
「颯太に聞くか…」
俺は何も気にせず自分の車を停めている
駐車場へと向かった。
「………それにしても」
あの小柄な体格と言い髪型といい
「……あいつにそっくりだったな…」
俺はもう二度と会うことはないであろう
元恋人を思い出し自然と頬が緩んだ。
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