6話
第6話
_____ゴトッ
「っ、危ない…」
カバンの中に入っていたローションが落ち
転がっただけで済んだと思っていたが
「あ…」
履いていたヒールの留め具も外れてしまっていた。
すぐにしゃがんで履き直した
「……………」
無事に履き終えローションを拾おうと
後ろを振り向こうとした瞬間_____
「これ、君の落し物?」
…もう二度と聞けないと思っていた声だった。
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