5話
第5話
「じゃあ、またよろしくね」
今日も本当にお話のみで時間が来てしまった。
「本日もありがとうございました」
私は頭を下げお部屋を後にした。
「…っ、こんなに……」
ミゾグチ様からプレゼントと称して大きな重たい
箱を頂いた。
「…一体、なんだろう……」
私はそんなことを呟きながら
ホテルの廊下を歩いていた
_____ここには出勤の度に来てるけど
いつ見ても本当に綺麗。
「ミゾグチ様、一体何者なんだろう」
こんな高級ホテルに毎度私を指名して下さって
お話のみで一日に私は6万少し稼がせてもらっている。
「……おかげで明日は瑠音のプレゼントが買える…」
本当にありがたいなぁ…
そんなことを思いながら歩いていた時
_____カッ
「きゃっ」
私は転びそうになった。
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