第4話 知るまで、教えられない
「はあ!? またお
「ゃ、やる気はあります」
わたしは
どうしてこうなったのか聞きたいのはこっちだ。
「ったく、むしろ退学させられた
「そ、それは
「いや、しかしなあ……。あまりにもいろいろありすぎだぞ これ?」
「…………」
たしかに、便利屋さんの言う通りだ。
「……どうして
わたしをコウモリにした、
「
「あ、そうか!」
わたしと便利屋さんは、考え
「「
* *
ここは
便利屋さんとわたしは、赤さびの
『はいはい! お
スマホのスピーカーから
コルボ――仕立て屋ランカスターのお
そこの店員なら
「おい! ちょっと。いいか?」
便利屋さんが
『はーい。なんでしょう?』
「この
え? それが聞きたいこと!?
『まーた、
「……っ!」
便利屋さんが
『でも、便利屋のオジさんもすごいね! あんなに〝いろんな事〟ができるんだ! 知らなかったよ。
「う、うるせぇ! よけいな事、言うんじゃねぇ!」
『あー、そう。
「いや、ふざけんな! ちょっと待て!」
『切るよー』
「わかった、わかったから!
『ちがうよ。あれは
瀬々理――
「ズルって?」
『そ、
――普通はやらないような事。
それって、今日の
『ルールに
姥山さんはそう言って
『クオリア使いは
「ふん。わかった。しかしなあ、
……なんかとっても物騒な話をしている。わたしは冷や汗をかいた。
『おねえちゃん。
わたしは思い
あの変身の
「黒い花みたいなの。この辺りに」
わたしは
『それが〝クオリアのコア〟だよ。そのコアに
「一ヶ月変身ができなくなる――なるほど! 祭礼
『さあてね。そう上手くいくかな? コアのある場所は本人しかわからないし、ピンポイントに
うーん。ちょっと
でも祭礼期間を切り
「っ、
昨日から、ずっと
『それはね、昨日、
「そ、そうなんだ」
「もう一つ、聞いていい?」
わたしは
「どうしてわたしなの? どうしてわたしがコウモリなの?」
『……ヒミツ、かな? 〝知るまで〟教えられない』
それまでずっと
まるで
聞かないで……って事なのか。
『さ、今日の質問は、これまで! もうすぐ変身の
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