第2話 ようこそ! 生徒会室へ
「あー
そうだ。
「部下の人たち――
「ありがとう。ひどい
姥山さんが
「
ノックをして
わたしは、ドアの前で待ちながらぼんやり
職員室なのだから、シュナイダー
もっとこの
そうやって、ぼんやり考えていた
「やあ。こんにちは。お
ゆっくりと
ざらざらとした
びっくりして
ほとんど
その
「ようこそ、お嬢さん。ようこそ!
「ぇ、あ…………あの……」
「
「ここじゃなんだからさ。そこの
あっという
入る前にチラッと
「そこ、
わたしは
「……ゎ、わたしになにか
編入生の
――もし、
姥山さんの話では、コウモリの
バレているわけじゃない。そう
「なあに。大したことじゃないよ。ちょっと
銀髪の風紀委員の
「や、やめてくださいっ!」
わたしは
「
――この人、
わたしは
「ふうん。そういうつもりかい?」
風紀委員は、
「何している!?」
突然、入り口のドアが
その声は、
(ぃ、犬上くん!?)
「カホ! 大丈夫!?」
その後ろから姥山さんが
「ほう、これは
銀髪の風紀委員は、わざとらしい大きな
「ケンケン!?」
犬上くんが
「そうさ、ケンケン!
風紀委員は
「……あんた
犬上くんが
「これは
「ケンケンって呼ぶのをやめろ! だいたいなんだって、コイツをこんなところに連れ込んでるんだよ!?」
「フン! そうかい。
「はあ? 何が問題あるってんだ!」
「だって、顔が見られないなんて、おかしいじゃないか!
「なんだよ、その
「だって、ねえ……」
風紀委員長は、とぼけたような顔で
だけど、
「こ、
わたしは校則のページを開いた生徒
そう、わたしがこの学園を
校則に前髪の
生徒会室が
ど、どうしよう……。
「フ……ン。
風紀委員長は一歩引き下がり、
「どうぞ、お
ご丁寧な
もっとイジワルなことをしてくるかと思った。わたしはちょっとおどろいた。
「行こう、
犬上くんが歩き出し、わたしと姥山さんもそれに
「ごめんね、カホ。まさかあんなヤツに目をつけられるなんて」
「ううん。しっかりしなきゃいけなかったのは、わたしだもの」
「…………」
犬上くんは無言で前を歩いている。
「犬上――くん、あなた、カホと
ええええええ!? ぃ、いきなりそんなことって! 姥山さん。
「お、オレはいいよ。
「あら、そう。
姥山さんは
――犬上くんを連れてきてくれたのは、姥山さんだ。
犬上くんは
それにしても。ケンケンって、ひどいあだ名だ。
だけど、おかげで
どうやら、この学校では犬上くんはすでに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます