第13話 どっちの料理でしょう?
とにかく
まだ
どれくらい気を
でも、もう
だけどこれは、わたしにはちょっとうれしい
みんながそろっている教室に、後から一人で
1―B ここがわたしのクラスだ。教室のドアをおそるおそるノックする。
「はい」
わたしはちょっとびっくりした。
もしかしてこの
先生は、
「
「はい」わたしは
「よかった!
先生はドアを大きく開いて、わたしを中へ案内してくれた。
教室は
「どうぞ。そこです。あなたの
「
「ぇ? ぁ、あの……こ、これは」
――
「
「そいつ、
ぃ、
「わたしが、
先生はていねいに
「答えに困っていそうだし、
「そうですか。ありがとう。さて、もうお
先生はニコニコしながらドアを
「もう少し、ここに座っていたいだけです。何か
「いいえ」
先生は
なんだろう……ものすごくヘンな
「だ、大丈夫です! 黒板の字なら
これ
「そうですか」先生はやっとうなずいた。
「コホン。では、あらためまして。1
担任を
犬上くんは後ろで、それをだまって聞いている。
気になってしょうがない。
「さて、月澄さん」
「聞けば
え!? わたしはドキリとした。
「
大丈夫――家を
「もしよかったら、
思いもよらない
家に帰れないわたしにとって、とてもありがたい
「ちょっと
わたしは思わず
席では犬上くんがちょっとこわい顔をしている。
「は? 犬上くん、言ってる
「だから、そいつはウチから
「Hh《なんだって》? どういう事ですか?」
「
「ほう。月澄さん、
「え、あの……その。本当……らしいです」
「では、もう
「そ、それは……」
わたしは返事に困ってしまった。
そうだ。わたしはまだ、ちゃんと返事ができていない。
「ふむ。月澄さん、事情はわかりました。しかし、寄宿舎は学校の
「それは聞き
犬上くんが
たしかにあの
「ほら!」
「いや、待ってください。寄宿舎でもそろえているのは一流の
先生も
なんなんだろう? この
先生の言うように、寄宿舎なら何の
だけど、やっぱりお母さんの事が気になってしまう。
犬上くんのお姉さんに
その
『シュナイダー先生!
「……
「月澄さん、
先生は
「
帰りの
「ぁ、ありがとう」返事をするのが
「とりあえず、
犬上くんが、
その
ここが
わたしは
その時、
「ぁ、あの。犬上くん……」
「ん?」
「やっぱりわたし、
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