第11話 せ、せせ、制服!?
「「ぅゎわわわわ~!」」
「ご、ごめんなさい……。ちょっとびっくりして」
「う、オレも
犬上くんがテーブルの
「八
わたしはうなずいた。
犬上くんが
そこには、
ほどよく
それと
だけど、それら
お
ぐぅ~~~~~~~~~! ついにお
「……いただきます」
わたしはいても立ってもいられず、お味噌汁を
「おいしい!!」
まるであたりに
おだしの香りが、
そこからはもう
お味噌汁だけじゃない、どれも
おかわりするしゃもじから手が
わたしは、リビングの
洗い終わったら、犬上くんを
いくら
あれ? なにかが、ヘンだ。
この部屋には、キッチンがある。だけど、ここで料理をしたようには思えない。
じゃあ、あのすばらしい朝ごはんは、いったい
犬上くんも、さっきは『
それに、そもそも犬上くんは、どこに行くためにこの部屋を出て行くんだろう?
「食べ終わったか――!?」
ドアが開いて犬上くんの声がした。
「!!!!!!?????」
* *
なにしろ、
「ソウリョウ。
「え?」と、犬上くん。
「わたしは、焼き
「え? なにかダメだったのか?
「ダメだったのか? じゃない! ダメダメです! どこの
「ええっ!? いっつも、
「
なんだか、わたしのことでもめてるような……。
「耀兄ぃの料理、
「なにブツブツ言ってんですか! ダメなものはダメ!」
運転手さんは
「
運転手さんは
「さ、ソウリョウも
「わかったよ。すまん! 月澄!」
「ぇええ……ととと、とんでもない!」
……なんなんだろう、この二人は。
それに『ソウリョウ』ってなんだろう?
犬上くんの
そういえば、この黒スーツの運転手さん、朝の運転手さんとは別の人のようだ。
運転手さんが二人いる。お
「で、どうだった? 月澄!」
そんなわたしのぐるぐるした思いはお
「え?」
なんのことだかわからない。
「お
「ぁ、
「わざわざ
黒スーツの運転手さんがたしなめるように言った。
「ぃ、いえ! とってもおいしかったです!」わたしは思わず声を上げた。
「だろ!?」犬上くんが
「耀兄ぃの料理は
「はい!」
わたしはさっきまでの
話を聞くだけであの『神の味噌汁』の香りがするようだ。
「ありがとうございます。また、
「ゎ、わたし、ここでおろしてもらっていいですか?」
この
「
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