第7話 飛んだなああっ!!
「きゃああっ!」
吹き飛ばされながらわたしは
くやしい、このまま
そう
ふわりと体が
「くそぉおお! 飛んだなああっ!!」
追手の
「
よけるなんて
「きゃああっ!!!」
ドスン、ゴロゴロゴロッ! わたしは
「きゃ!?」
「な、なななななななあんだあああ!?」
芝生の
そりゃそうだ。
「な、なななな?」
カップルは、
「あ、あ スミマセンっ……」
わたしは
「ええっ!? なんで!?」
わたしは
下り
風をつかんで、前へ──! わたしの体が
ドサッ! 音を
「……ってててて!」
「お、おお前──! なななんなんだ!!!」
「なんで!? なんで、逃げるんですか!?」
「
「3分もですか!?」
「うるせぇ! ってえか! お前、なんでそこに
「わたし、飛べるんです! この翼で!」
わたしは、ばたばた翼を振ってそう
「はあ!? なら飛んでにげろよ!! 降りやがれ!」
「
「知らねえよ! お前、
便利屋さんはそう
ごん! ごん! ひどい音がした。
「あーっ!? くそったれ!」
バイクの追手だ。追いついて来て、またもやキックを
便利屋さんはたまらずハンドルを
それを
「
「
バギーには
「姐さんって言うなー! ハツ、ガツ!
バイクとバギーは
「ハツ!
ガゴッ! バギーがオープンカーに
「やめろおっ!! やめてくれえええっ!」
便利屋さんは、
2台の車とバイクは
「くそ! なんで
「なんでわたしのせいなんですか!?
「うるせえ! お前がいなけりゃ、コイツがベコベコになることなんかなかった! だからお前が
「えええっ!? こんなの
「知るか!
「姐さん! のこりあと30
「くっそう!
「せっかく
まばゆい
「わあっ! ダメ!」
〝
ビョオオオオオオッ! オープンカーに風が
「うわわわわ! なんだ、なんだ!?」
便利屋さんはハンドルを
「あいつも、お前の
バックミラーを
「知りません! それより、なんでわざわざオープンにしてるんですか!?」
わたしはシートにしがみつきながら
「うるせえ! 俺の
「姐さんあと五秒です!」
「これで、終わりよっ!!」
バイクの追手がひときわ
「ひゃあああ!!!!」
「うわあああ!!!!」
オープンカーは風にあおられ、ガードレールにぶつかった。
「きゃあああっ!」
わたしはオープンカーから
つ、翼を! わたしは
目の前にあったのは、キラキラと
わたしのまわりには
だけど、
「ひゃああああっ!」
〝
* *
「
あたりには
ガスのにおい、ものの
だけど、その
(そんな……バカな!?)
いつだってこのあたりまでくれば、探し出せた。
「
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