第4話 知らなかった……じゃ、すまねえな
「なんで、こんなことに……」
わたしはヘナヘナと
「
「そんな……」
でも、それはただのたとえ
いや、そもそも、『おしゃれなコーディネート』はどうなったの!?
自分で自分を
これじゃあ、なんのために
「あのインチキコーディネーターの
「
わたしはこれまでの
おばあちゃんの
「ふーん……。んじゃ、お前は金に
「ち、
それに──
「そもそも『コウモリになれ』って言ったのは、便利屋さんの
「違いねぇ……」便利屋さんはにが
「しかし、あれだな。お前さん、自分で言うほどコミュ
言われてわたしはびっくりした。いつもの自分よりずっとしゃべれている。
まるで口にされていた
「ん? そう言えば……」
便利屋さんは
「
1枚目、コルボの店主、ランカスターからの
――――――――――――
『コルボ』の店主、ランカスター・カラスでございます。
ただいまの
もう、おわかりのように
そして、あなたの
体の変化
さて、この
なお、契約の
これについては、
契約は15日間。契約の
この契約には、月澄様が『
祭礼の
十五日間、
完了
さらに、ささやかながら
ただし、もし鬼ごっこで
祭礼は今日から
月澄様のご
なお、この契約はクーリングオフの
─────────────────────────────
「えええっ!?」
なに!これ? 内容の
「
便利屋さんが1枚目をうばい取る。わたしは2枚目に目を
コルボでわたしがサインした契約書だ。
「これって、鬼ごっこ
まさかこんな内容だったなんて!。
「そのようだな……デタラメな話だが。ま、いいじゃないか。
ひ、ひどい! ひどすぎる!
「わたし、なんでサインなんかしちゃったんだろう……」
「なんだ、よく読まずにサインしちまったのかよ? そりゃお前が悪いわ」
「そんな……」
「もう
便利屋さんが目ざとく3枚目を見つける。
3枚目にはメモがクリップで付けられていた。
『読んでから、
コピーだけど、これも契約書だ。
「……これ、なんて読むんですか?」
「『
「
読んでみると、どうやら『祭礼』の
「みずお……りゅうじ?」
「〝みずのお〟だ。って、なんで俺の名前が書いてあるんだよ!?」
便利屋さんはわたしから書類をうばい取ると、目を
「これ、コルボで俺がサインした契約書じゃねえか!! げっと? これ、誰だ?」
「〝つきすみ〟です」
わたしは
「お、お前!? 契約期間、祭礼
「よく読んでなかったんですか?」
「うるさい! 今日だけの契約、二十万って思ってサインしたんだよ!!」
あわてた便利屋さんはスマホを取り出すと、どこかに
「あ、水尾です。おやっさん、
便利屋さんは
「クソッタレ! あのペテン
「──?」
「コウモリねえちゃん、
「え!?」
「これは、俺とお前の契約書だ!」
便利屋さんが、持っていた契約書をわたしに返した。
「お前の契約書に契約金300万円と書いてあったろ? それをコルボの
便利屋さんは
「さあ、どうするよ!? コウモリねえちゃん」
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