もしも、許されるなら
ざっくりいえば、ねること
又、夢を見るあいだのこと
夢寐、電車に乗っていた
どこかはわからない
なんの電車で
このはどこで
なんで乗ってて
どこへ向かうのか
わからない
好きだ
この穏やかさが
光の暖かさが
空気が、綺麗で
冷たくて
新鮮で
あ、きっと
これは、あの世へ向かう
一本の道、じゃないかしら
しんじゃったのか、ああ
それはそれで、いいのかな
死が穏やかで
暖かいのなら、それで
あ、でも、夢
だって、知ってる
こんなに、穏やかなのは
いつも
夢の中だ
一生ずっと、永劫、この穏やかさに浸って
目を閉じ、て、たまに外を眺めて
背もたれに寄りかかって
今を忘れて
甘くない現実から、逃げて
それが、許されるなら
今を、頑張るだろう
とても、たくさん
葛藤も、焦燥もおしのけて
多分
だから
許してくれはしないかしら
もう、たくさんなんだ
怖いのも
辛いのも
助けてといっても
泳ぐだけ
なの
許して、それで、手をとって
助けて
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