レース・ランジェリーについての考察

球根

第1話

 外は雨だ。多分。レースランジェリーについて考察するにはうってつけの環境だと思った。

 私は眠気の副作用の強い薬を飲んでおり、おまけに月のものまでお迎えしており、最高に眠かった。

 静かで、暗い部屋。

 大好きな環境で、外では車の交通する音はやまず、悪夢やら、淫夢やら、見ながら、金縛りなど、あいながら。最高だ。

 とにかくレースランジェリーについて考えるには素晴らしい環境だと思った。


 レースランジェリー。

 私は、レースランジェリーが嫌いだ。

 いや、嫌いというのは語弊があるかもしれない。

 自分が身につけるのが苦手なのだ。といってもほぼほぼ着たことないからな……などと思いつつ、レースランジェリーについての考察を続けたい。


一、ベビードールの必要性

 ……あれは一体何のために存在している?

よくわからないが、可愛い。それは認めざるを得ない。キャミソールとかシミーズ(笑)とは、一線を画すその存在。だからといって、パジャマとは言えない。そのまま寝たら寒すぎるだろ。普通に考えて。風邪ひくだろ。


二、チクチクする

 これはかなり同意してもらえると思うのだが、レース部分が肌に触れると、チクチクする。勿論、レース部分が可愛い。それは認めざるを得ない。お前の肌が弱いんじゃねぇの?て言われたらそれまでです。でも、一番直に肌が触れる場所が一番不快であったらだめでしょう。


三、ワイヤーが痛い

 これもかなり同意してもらえそうだけど、お前が貧乳すぎるから、骨に当たって痛いだけなんじゃねぇの?という指摘を頂きそうだ。まったくその通りだ。反論の余地もない。ワイヤーなしのランジェリーも存在します。でも、それじゃ乳首隠せないじゃないか?よくわからないけど。


四、エロを主張しすぎる

 結局、私がレースランジェリーを好んで着ないのは、ここに集約されるのではないかと思う。気恥ずかしいのだ。そんなん気にしないよ、お前が変態だから、気になるんだよ、こっちは好きで着てるだけだよ、という指摘を頂きそうだ。何故、レース=エロという思考になってしまうのだろう?

 ここからが、本当の考察。レースは下が透けて見える。肌だ。

 チラリズムなのだ。それが男なり、女なりの興奮を煽っているのではないか?

 というわけで、私はチラリズムは嫌いではないんだけど、そんなにチラリズムしたい身体の持ち主ではないんです。要はコンプレックスだらけの身体だから、ひたすらに隠したいのだ。


 まとめ。身体のコンプレックスでした。ピース。


 まとめたのはいいものの。私のレースランジェリーに関しての考察は偏見に満ちたもの。

 ところ変わって現在18時34分、キッチンに立ち、大根と鶏手羽元の煮物を作っている。これもまた、レースランジェリーに関して、考察するには適した環境であると感じた。


 ランジェリーを語るにおいて欠かせないのは、やはりガーターベルトか?ガーターベルトの必要性。本当に教えてほしい。誰か教えて下さい。お願いします。


 絶対エロだよね?

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