■■■■村にまつわる怪異・まとめサイト「泣き猫石像」

*Webサイトから一部抜粋しました。



 2019年に某匿名電子掲示板で■■■■村が話題になってから、ネットでは■■■■村にまつわる怪談が数多く投稿されています。このサイトでは■■■■村にまつわる怪異の情報をまとめています。


 目撃情報によって、怪談の特徴には差分がありますが、こちらのサイトでは主の独断と偏見で、主な特徴をまとめています。



◇No.11 「泣き猫石像」


 危険度:高



 主な出現場所:もし貴方の知り合いに様子のおかしい人がいたらマタタビを与えて下さい。マタタビを与えられた途端、様子が豹変したならば、それは貴方の知り合いに化けた泣き猫石像です。


 姿:白衣、白袴の男性。猫の面を被っている。常に異臭を放っている。異臭に関する情報は、目撃者によって異なる。ある人によれば、ドブの様な匂いがするといい、また、ある人によれば、腐った卵の匂いがするとのこと。猫の姿で現れるときもあれば、ひとりぼっちの道祖神として現れるときもある。



 対処法:対処法なし


 習性:射的屋を営んでおり、昼は射的で撃ち落とされたターゲットを殺害している。口癖は「嘘はいかんよー!」


 考察:むかし、■■■■村を含めた山間部には……という流行病があったらしい。感染すると、体の一部が黒っぽく変色して動かなくなる。病が進行すると、やがて心の臓まで止まってしまい、最後には石像みたいにピタリと動かなくなってしまうらしい。

 『泣き猫石像』は、もともと■■■■村で暮らすしがない農民だった。ある日、田園の水を伝って流行病に感染。

 病の被害ををこれ以上増やさないために、村の長であった■■氏は、男を『■■■』したらしい。



*この記事は何者かによって上書きされています。鵜呑みにしないように!


 


【補足】


 道祖神とは道端に石像でよく祭られ、外から来る災いから守る神です。基本的に男女一対で活動します。

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