⑯ 真実と希望
どく、どく、どく。
「そん・・まさか・・・
こんなやり方で・・・この仮構帯へ帰ってくるなんて・・・」
目を上げると、そこでは未来・「アトロポス」で見た白髪で緑肌の女がいた。
「・・・・・・?
そうか。あの時、ユニローグであなたに会った時、僕の覚醒を止めてくれたんですね、アズゴさん。」
ネクタイを引き抜き、第二ボタンを外す青年はそう呟いて立ち上がる。
「あり、得ないわ・・・
あなたは不適格者なの。・・・獣化して・・・終わるだけ。
・・・だから、だから夢を見せてあげたのに。
不適格者だから、白者の力で・・・獣化するはずのあなたの自我を戻して、迷い込んできた者たちと同じ、せめて同じ夢を見続けさせてあげようって。
・・・・ユニローグから引き上げて、あの者たちと同じ永遠の夢の中で生きさせてあげようって・・・・
偽りの夢であってもそこへ閉ざすのはせめてもの情けだというのにっ!
その最後の救いの世界を自分で「閉ざす」なんてどうかしてるわよっ!」
仮構帯である共交層領域とは、己の心にある金色の世界と他者のそれとが繋がる領域。
当初は指揮系統のために用いられた序列化した心の領域。
しかし自我を持ってからは心を通わせることもできるようになった不思議な領域。
ここはアズゴの仮構帯。
呼び込んだ支配者と呼び込まれた者たちが共に言葉を交わし合える。
呼び込まれた者同士も共に交わる層で生きることができる。
しかし白者・アズゴは仮構帯の王。
呼び込まれた者たちだけを連ね偽りの世界に閉ざすこともできる。
それぞれの仮構帯の中で、永遠の夢を歩ませてやることもできる。はず。
「・・・。えと、僕はユニローグから引き上げられて、みんなのいる仮構帯から飛び出して、そしてまたあなたの仮構帯に招かれることになっちゃったんですよね。きっと。
だけどカロさんとパシェは違った。
ユニローグに行く前までの僕みたいに招かれたんじゃなくて、自分の意志であなたの仮構帯を訪れたから。
だから、あの二人だけ姿も記憶も元のままだったんでしょう? 本当の姿だったもの。
ふふ、予想外だったんじゃないですか?
だからあなたは自我を失くした「かつての不適格者」まで仕向けた。
でもあの二人のおかげで、僕はあなたが塗り替えた記憶に気付いちゃった。
「それ」が、マザーノイズで僕の個体振動数を乱したんです。
ふふ、そしたら僕の仮構帯も閉じちゃった。
ここが白者のあなたの仮構帯だからなのか、それともいったん起きたけどあなたの撒き散らした《膜》のせいで戻ってきちゃったのか、また招かれてしまったみたい。
たぶん、僕みたいな面倒くさい「供物」はあなたも見たことがなかったんでしょうね。ふふ。」
ユニローグに触れた。
しかし途中でアズゴにより掬われた。
文字通り、深いユニローグという場所から仮構帯という浅い世界へ。
永遠に続く「みんなの夢物語」の世界へ。
にも拘わらず、それすらも拒んだキペはだから先ほどの「みんなの夢物語」へは、もう行けない。
心が司る世界で、心で拒んでしまったのだから。
「どうして・・・どうしてそう抗うのキペっ!
あなたにはまるで何もわかってないわっ!
なんてことを・・・あなたは・・・もう、この孤独の領域に閉ざされるしかないのよ?
同じ夢を見ていてもそれぞれは触れていない。あなたがあの夢から離れても誰もそれに気付かない。
もう、戻れないのよ?
ここにはあなたとわたし、それだけが在る世界なの。
どうしてっ? なんで聞き入れて従わなかったのっ!
あなたの、せめてあなたの思い描く世界の中に閉ざしてあげたかったのにっ!」
ここは金色の世界。
音も影もなく、昼も夜も
ここにいる二人のほかに、誰もいない世界。
夢や物語が、生まれない世界。
「そう、なのかもしれませんね。ふふ。でも僕が自分で決めたことですから。
だけど、これでやっと話ができますねアズゴさん。
言葉を交わさなくちゃお互い何も分かり合えないのに、あなたは一方的だったもの。
ふふ。さあ、聞かせてくださいアズゴさん。僕の求める問いのすべてに。
ここは仮構帯、すべては筒抜けになっているはずですよ。」
筒抜けになるといってもそれは水の流れと同じで逆流することはない。
そのためこの領域を統べる白者に伝わるものがあっても、彼らから漏れるものが伝わるわけではない。
「もう・・・気付いたのねキぺ。本当におもしろいヒトだわ。
ユニローグのすべてを手にしないまま、手にできないまま、予測だけで歴史を読み解くだなんて。
でもねキぺ。あなたでは背負いきれないものなのよ、ユニローグは。
・・・あなたの、そのやさしさは・・・わたしの決断に心震わせてくれたあなたのやさしさは嬉しかったの。本当よ。
でも情で未来は守れないわ。
自己犠牲から始まり、望む者の中から望まれぬ者を閉ざさなくちゃならない他者犠牲があってはじめて継承が機能するの。
あなたにはそれができないわキぺ。
だから、だからせめて仮構帯の夢の中で生きる道を与えたっていうのにっ!
どうして言うことをきいてくれないのっ!
これから先あなたに待ち受けているのは嘘であれ偽りであれ誰かと共に過ごすことも、虚構であれ即席であれ擬似的な人生を歩むことも望めない、
・・・わたしと同じ、もう望むこともできない孤独な日々だけなのよっ?
どうしてっ!
どうしてあのまま過ごしてくれなかったのっ! あの世界ならきらびやかな未来が決定付けらていたのにっ!」
それが「閉ざす」ということだった。
仮構帯に導き、その者の描く夢物語へ意識をそっと繋いで歩かせる。
そうして夢が永遠に続く世界へ閉じ込める。
メタローグが語り部を選ぶ時と同じだった。ただ不適格者というだけで、このアズゴのように永遠の苦悶と孤独を罰として与える理由はない。
せめてもの計らいだったのだ。
真然体に限りなく近いカロとメタローグの血を継ぐパシェは、アズゴの仮構帯からその意志で「みんなの夢物語」へ、「閉ざされ続ける物語」へ向かったのだろう。
招かれたのではなく、訪れた二人にはその資格があったから。
「確かにそうなのかもしれませんね。
・・・ふふ、でも僕はイヤだと思ったんです。
不適格者として選ばれないことにでも、「みんなの夢物語」に閉じ込められるってことにでもなく、ユニローグに座するあなたたちに従うことがイヤだったんです。
ユニローグで知り得たこと、「アトロポス」が見せた真実が僕に教えてくれたのは僕たちの出自なんだと思います。
あそこまでの世界観を「こんぷーた」も知らない僕には想像だけで描けるはずがない、だから思ったんです。
脚色や演出があっても、あれは過去の一場面なんだって。
ねえアズゴさん、僕らは、僕らヒトは、あのマザーノイズ原体から生み出された被造子なんでしょう?
・・・やっぱり、そうだったんだ。
だから僕らはバファ鉄が響くだけの破振効果に不調をきたすんですね。
その波長がマザーノイズと同じだから。
でも、まだわからないんです。
なぜ、こうして押し留めなければ他の種に迷惑を掛けてしまう、〔魔法〕の能力を使わせようとする「行動原理・エシド」が僕らに備わっているのか。
僕ら「ヒト」の他にこんな本能はないでしょう? きっと「ニンゲン」という種にも。
それに僕らを作ることができたのなら、こんな厄介な本能を持たない、もっとやさしい種を栄えさせることだってできたはずです。
・・・造主「ニンゲン」の意図も今では問い質すことができないでしょう。
でもせめて、ユニローグに溶け込んでまでみんなを守ろうとするあなたの答えを聞かせてください。僕が不適格者ならそれで構いませんから、教えてください。
あなたの知ることを知って初めて、僕らは言葉をきちんと交わすことができるんです。」
ずっと仮構帯で呼ばれ続けた呼称・「被造子」。
その意味が形を為し、ほどかれる歴史に呼吸を始める。
「・・・非情でなければ守ることなんてできないの。あなたには素質はあっても余計な感情が多すぎるのよ。
ここを訪れる者はただユニローグを求めてくるわ。だから逆に不適格なのは素質だけだった。
でもあなたは・・・・・・ふぅ。
いいわ。話してあげる。
共交層領域を単純な「命令経路」としてだけでなく、「より複雑な情報のやりとりのできる神域」として築いた白者が生まれたこと、それはきっと偶然だったのかもしれない。
でも思うのよ。もしかしたらその偶然には種の意志が働いていたんじゃないかって。
・・・あ、うん。今さらだけどわかりやすく説明するわね。ええ、いいのよ。コレやらないとダメな気がしてきたから。
いい? ものすごく簡単な図式を思い描いて。
大きな「◎」。これがヒトの心とするわね。
この大きな〇と小さな〇の間が個人の感情や記憶としましょう。
そして小さな〇の内側が本能やエシドだと思って。
それからその中にさらに小さな●を書き入れる。
そこがエシドの影響を受けにくい仮構帯よ。
その図の中心へ行くほどに自我ではどうすることもできない精神原理へと繋がっているものと考えて。
大雑把だけれど、それがヒトの精神構造なの。
エシドと仮構帯は元から被造子に備わっていたものよ、でもその仮構帯、真ん中の●の中央にあるのがユニローグ。
エシドほど根源的な「本能」ではないはずなのに、種が「必要」と決めて刻み込んで「獲得したもの」がユニローグなの。
だから本能と並ぶ破壊欲動・エシドを封じ込めると内側の仮構帯もユニローグも巻き込んでしまうわ。それとこれで「誰にでもある」って話も理解できるでしょう?
それから、あなたももう気付いているかしら。
ユニローグは《緋の木伝説》から既にすべてのヒトの中に存在していたの。それほどに大切な「事実」だけれど、それはヒトが自我を持たない時代だから問題なかったのよ。
ユニローグとの距離においては、英知と自我を「手に入れてから」が重要なのだから。
キペ、あなた〔ヒヱヰキ〕が何か知っている?」
もはやさっき自分がアズゴに何を質問したかさえ怪しくなってきた男。
図の説明も実はまだちゃんと把握きれていなかったのだが、そこへ新たな問いが発せられたものだから頭の中にはアレが浮かんでしまう。そのとおり、おまんじゅうだ。
「・・う。えと、たぶん、〔光石〕とか〔光水〕のことじゃないですか?
神代の「兵器」と呼ばれる神器なら、僕の、というかここに漂っている記憶によればその二つが当てはまると思います。その二つが《緋の木伝説》の大本になっているから。」
ここには仮構帯へ引き摺られた者たちの知識も漂っている。
統括者アズゴのような上位の序列に位置する者から引き出すことはできずとも、半真然体のキペには同等以下の者たちから検索することはできるようだ。
だから〔ヒヱヰキ〕と聞いて、セキソウの村やロメンの村を焼き払った〔光水〕の武器〔らせるべあむ〕、それからこの湾ばかりのアゲパン大陸を描き出した〔光石〕を挙げることができる。
「そうね。〔光水〕や〔光石〕、それから〔こあ〕もだけれど、そういった神器が〔ヒヱヰキ〕であるというのは不正解ではないわ。これらによって世界は形と環境を変えたのだから。
でも、それほどに破滅的な神器を造主たちが用いると思う?
強大な武器はそれが故に牽制するために使うものよ。
使ってしまったら最後、取り返しがつかないのだから。」
そこで、言葉がよぎる。
―――組み込めるんだよ―――
マザーノイズや遺伝情報へ干渉できるウィルスベクターを使えば、最下層にある「本能領域」へ「行動原理」を組み込むことができる。
―――これが人間、あるいはそれに匹敵する知恵や知識を与えられた被造子ならどうなる―――
争いに使われた〔
しかしこの禁じられた神器は「ニンゲン」をはじめ誰も使えないはず。
〔光水〕や〔光石〕。
それは使用できない兵器。
しかし争いが差し迫った時、手元に「使用できない最強の兵器」しかないなら、
それに代わって使用できる最強の「兵隊」を次に求めるはず。
「・・・まさか? そん・・・そんなことって。」
ニンゲンに非ずして同等以上の「力」を有し、音と植えつけられた本能により支配できる「兵隊」。
「ええ、そのまさかよ。
いたの。
というより、あったと表現すべきかしら。それもいわば兵器なのだから。
「全ての破壊」を本能・エシドに刻み込まれた超然能力の「兵」。
キペ・・・
わたしたちが躍起になって守ってきた意味がこれでようやく解ったかしら。」
衝撃は連続する。
「そんな・・・〔ヒヱヰキ〕って――――」
示された答えは
「僕ら「ヒト」だった――――?」
ヒトの歴史を二度覆す。
「・・・そしてユニローグは歴史じゃなくて、警鐘――――」
まっくろに。
「・・・僕たち〔ヒヱヰキ〕が・・・・
《緋の木伝説》の・・・真犯人だったのか。」
歴代の適格者たちが命をなげうってまでも守り、しかし伝え続けた真実がユニローグ。
「そうよ。
造主がためらった〔光石〕までも迷いなく用い、そしてこの世界を焼き払った張本人。
それがヒトなの。
そしてそうさせたのが業であり、力であり、桎梏であり、生まれた意味である、本能・エシドなのよ。」
自我と知能を持つ者へ、警告のためとはいえ迂闊にこんな真実を教えようものなら欲に溺れた悪の手に未来の存亡を委ねることになりかねない。
初代の白者が、そして未来へ継承させると決断したアズゴが正義でなければ「今」などありはしなかっただろう。
たった一人であってもこの真実を、このユニローグを悪なる心を持つ者に手渡してはならなかったのだ。
だからこそ選び、そこで適格者となってもこの領域に封じるしかなかった。
ヒトが知っておかねばならない己の中にあり続けるエシドという
しかしそれは悪へ伝わることを断固として阻まねばならない
伝えなければならない、と、伝えてはいけないの挟間で選ばれた苦肉の策が《ロクリエの封路》という知恵だったのだ。
「・・・僕らが、
圧倒的だった。
決意と覚悟が、
歴史と正義が、
規模と意味が、
圧倒的だった。
「・・・言ったはずよキペ、あなたは不適格だと。
素質だけであなたを次の担い手に選ぼうとしたことは過ちだったと認めるわ。
でも拒む機会はちゃんと与えた。楽であれる道も示した。
禁じられた扉には、禁じられた意味があるのよ。
好奇心や遊び半分で開けてはいけないからこそ禁じられているの。
さっきも話したけど、ここを訪れる者にはそれがあったわ。自己犠牲も他者犠牲もいとわぬ決意と覚悟が。
でも・・・終わりよキぺ。あなたはここに閉ざされ続けるの。」
なんとかなるはずだ、と勇んでいた心はもうへし折られている。
なんとかなるなら、なんとかなっていたはずなのだ。
アズゴに始まる自己犠牲、そこから続く中で捧げられてきた他者犠牲。
それを間違いだと言い貫くには、もう支える心がなかった。
だから。
それでも。
「・・・。僕は・・・・・・・
はっ! 待ってアズゴさんっ! ほかのヒトたちはっ?
これは僕が選んだことだからまだ納得できるっ! でもほかのヒトたちはっ?」
自分が供物になるのは仕方がないとまだ吞めた。
だが――――
「わたしがこうして話せるのも、わたしたちがこうして生きていられるのも、栄養があるからなのよ。まだ理解してなかったの?」
それは示す。
そしてそれは燻ぶることなく完全に消えた火を
「栄、養・・・?
そん、そんなことは・・・・・・・
そんなことはさせないっ!」
炎で塗り替える。
「聞き分けなさいキペっ!
あなたはここで閉ざされると決まったのよっ! あなたも納得したでしょうっ!
あなたのような生半可な気持ちでユニローグに触れ、それを持ち出されては危険なのっ! そしてわたしたちがあり続けるためには栄養が必要なのよっ!
誰かや何かに託せるのならとっくにそうしてるわよっ!
やりたくないのっ! わたしだって好きでやってるわけじゃないのよっ!
でもそんな私情で責務から目を逸らすわけにはいかないのっ! 手放すわけにはいかないのよっ! わがままも大概にしなさいっ!
そんなことはさせない?
笑わせないでっ!
やれるものならやってみなさいよっ! あなた一人に何ができるというのっ!」
ぎりりりんと鳴る。
この仮構帯を統べる者の、それは慟哭の轟き。
この金色の世界そのものがアズゴであり、ユニローグの守護者なのだ。
白者でもなく真然体でもない半端者にできることなどありはしない。
それでも。
「やってみせるっ! やっぱり犠牲なんて間違ってるっ!
あなたが心に決めた覚悟、そして未来のみんなを想う気持ちはすてきだっ!
だけどヒトは時を経、時代を系譜を経て変わってきたっ! 進化しているんだっ!
僕はバカだから違うけど、みんながみんな愚かなわけじゃないっ!
どうしてそのヒトたちに未来を託そうとしないんだっ!
悪者が知ったら悪用するかもしれないのはわかるっ! あなたの時代に過ちがあったから繰り返したくなくてこう決断したこともわかってるっ!
だけどいつまで過去のあなたに僕らは守られ続けるのっ!
あなたはメタローグの世話になるばっかりじゃおかしいから、ヒトの手でその責任を負うべきだからってこうしたはずでしょうっ?
ならっ!
ならどうして未来のヒトの手に未来を預けてあげないのっ! その手で拓かなければそれはヒトの未来でもなんでもないっ!
あなたの未来だっ!
僕らは僕らの手で選ぶっ!
僕らの手で拓くっ!
あなたなんて子離れできないバカ親だぁっ!
・・・僕らを、信じてよっ!
そりゃ未だに犯罪はなくならないし差別だってまかり通ってるっ! 悪人がいなくなったりしたわけじゃないけどでもっ! でも僕らは生きているっ! そしてより良くしようと努力だってしているんだっ!
あなたはそれを過去から否定しているだけじゃないかっ! 僕らにも、えと、僕にはないけど知恵があるっ! なにか考えるっ!
それでもダメなら滅んじゃえばいいんだっ!
誰かや何かにすがるばっかりで自分たちの未来ひとつその手で拓くことさえできないヒトなんて滅んじゃえばいいっ!
自分の未来を過去の誰かに頼らなくちゃ進めないような種ならあなたがどんなに守ったって滅びるだけだっ!
でも、ヒトはそんなに弱くなんてない。
あなたの未来である「今」を僕は信じるし、この先の未来も僕は信じるっ!
そう思えるのは僕みたいなのを信じてくれるヒトがいるからなんだっ!
たくさんたくさんいるからなんだっ!
僕は一人なんかじゃないっ! 一人で何かできた試しもないっ! あれ、あ、ちが――」
そうして台無し野郎がクライマックスを台無しにしたその時。
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