第44話 江戸幕府創設・織田信忠関白殿下

 1570年10月1日 5:30


 武蔵国 浮島型東京ドーム


 正親町天皇等、朝廷側との怒涛の1日が明けついに江戸幕府創設の朝が来た。


 織田信長

「う~む湿地帯だらけの地形は、86年前に没した太田道灌の時代と全く変わってないらしい。」


 織田信包

「上様、尾張美濃と比べ使える平地が少ないようで御座います。」


 竹中半兵衛

「昨日調査した結果、上様信長から事前に貰っていた古地図通りで、このままだと飲み水に苦労するかと。

 ただ、この湿地帯と日比谷入江を含む江戸湊地域全般が、遠浅の地形となっております故、埋立て普請には適しておりまする。」


 信長

「ああ、とにかくこのままでは城も平坦な土地も、幕府を開くには狭すぎる。

 半径5km以内の全てを収納した故、まずは神田山をそっくり取り除く。

 その土砂で隅田川の向こう岸

 "砂村"から先の遠浅の海を埋め立てる。

 範囲は10km四方で全て幕府の敷地内とする。

 江戸幕府織田城に"皇居"もその中に設置する。」


 半兵衛

「10km四方!!とてつもない広さで御座いますな上様。」


「それだけでは無いぞ。

 日比谷入江から江戸前島先の10kmと汐入地も多数あるゆえ、そこも10km規模で埋め立て、民の暮らす民家と商業地として整えるが余がやるのはそこまでだ。

 何から何まで全て余が創造すると、民衆の物造りの力が育たぬ。

 半兵衛よ江戸城下"町作り"ならぬ"都市作り"の最高責任者を任ずる。励め!!」


「はっ!有り難き幸せ!必ずや上様に相応しい"都市"として生まれ代わらせまする。

 昨日の視察範囲外の神田山から先で御座いますが、住民の話だと広大な高台森林が続いており平川・石神井川・入間川・隅田川等の河川もあるとの事です。

 その森林伐採事業での土地の確保。

 4本の河川整備での飲み水の確保。

 この2点が最優先事項と考えております。」


「うむ、分かってるとは思うが、その事業の開発資金に雇用待遇も尾張・美濃等、織田直轄領地と同等にするのだぞ。

 余は軍事面において武蔵・上野を、この2週間で片をつける。

 それが済んだら、後の世で"駿河台"と呼ばれる高台に手を付けるゆえ、先ずは河川整備・飲料水確保に勤しめ。」


 半兵衛

「はっ!上様、"駿河台"を削りまするか?」


「都市作りの基本は平坦な広い土地だ。但し海面より低いと満潮時の台風など自然災害にもろくなる。

 よって削るのは"駿河台"半分までとし、その高さを基準に江戸の他の土地を盛土し嵩上げする。

 それとは別に今からやる埋め立て3ヵ所は海岸線ゆえ、堤防も兼ねて標高を20m迄上げて作る。」


「それだけの土砂となると神田山だけで足りますでしょうか?」


「全く足りぬ。だが今までいろんな場所で土はふんだんに収納しておる。そこは心配しなくてよい。

 それより信包、尾張へ送るぞ。

 11月の毛利攻めに備え養生しておれ。」


 信包

「上様お待ちくだされ!折角の江戸幕府設立の折に、尾張で養生等やっておれませぬ。

 某も立ち会いとう御座いますれば、上様の仰る2週間での武蔵・上野平定までは、この地に残りとう御座います!!」


「それもそうか、幕府設立等約230年も前の事。それ以来の歴史的出来事を前にして、尾張に帰されてもおちおち遊んでおれぬかw

 あい分かった好きにするが良い。」


 濃姫

「良かったですね信包殿。ですが浜松沖合いでの長対陣の疲れも御座いましょう。

 私の作りし"ドリンク薬"をお飲み下さい。疲労回復に効果覿面ですよ。

 半兵衛殿も飲みなされ。」

 2人にドリンク剤を手渡す。


 濃姫は昨日、ゲネシス特製の"医学・薬学標本2100年版"を用い、回復ドリンク薬に始まり怪我を直す軟膏・傷口殺菌消毒スプレー・毒消し薬・風邪等の抗ウイルス薬等々を、飲みやすいカプセル錠剤や液体状にして作成していた。


 それを信長のコピーで大量増産!

 他の外科的医薬品と共に、収納バッグ(無限大)に入れて持ち歩き、さながら動く聖女濃姫総合病院となっている。


「よしそれでは埋立を始めるぞ。その後、江戸幕府・織田城と帝の住まい"皇居"を設置する。

 もう創造は完成しておるので1時間で終わる。」


 そこから先は1,000年後の人類でも真似出来ない、神の使徒たる創造が始まった。


 ゴゴゴゴゴゴゴゴガガガガガガーー


 神田山が無くなり、その土と収納内の土砂で"砂村地区"から隅田川沿いに10km四方の広大な埋め立て地が出現した。

 10km×10km=1億㎡=100k㎡=1万ha【渋谷区の約6,5倍】である。


 次は商業地用地として日比谷入江から江戸前島先の10km。

 民家用に多数の汐入地も同じ規模で埋め立てる。

 織田城までの"メインストリート"は、幅50mの立派な道路として整える。


 一方、民の暮らす場所は幅20mの道路を縦横碁盤の目に張り巡らし"一般道"と名付ける。


 竹中半兵衛

「上様、一般道と申しましても随分広い横幅で御座いますな?」


「半兵衛。これからの世は"自動車"という馬無しで動く馬車を大量に走らせる。

 歩道専用道路を除き、この一般道がその為の最低限の横幅だ。これより狭い道は許可せぬぞ!」


「す、す、凄すぎる。。。」

 初めて見る信長のチート創造に、魂まで持っていかれた様子の信包。


 さらに内装設備を令和レベルに近代化した織田城と、その奥には300m四方=9万㎡の敷地内に皇居が設置された。


 防御力は安土城各支店と共通しているが、オスプレイ10機・アパッチ50機・新型攻撃ステルスドローン1,000機を備えている。


「よし後は任せた。

 浮島東京ドーム兵士15,000と織田城守備兵士3,000に信包軍勢2,000。

 総員20,000人にて幕府軍が戻るまで、この城下都市の治安維持を致せ。

 余はこれから、江戸幕府・関東平定軍9万を率い、武蔵・上野を平定してくる。」


 信包・半兵衛

「上様!御武運を!!」


「うむ!

 二条御所は今頃、織田信忠・関白殿下率いる10万の兵で取り囲まれておる。

 室町幕府は今日で滅び足利義昭も捕縛する。

 新しい世の幕開けだ!!!」


 *****


 その少し前 京都 4:00

 安土城・京都東寺支店=村井城(城代・村井貞勝)大手門前広場。


 信長は昨夜、帝を収納した後に各地に転移で飛び、織田信忠以下90,000人の軍勢を収納。

 収納内は時間停止状態だが唯一可能なのは、衣類装備品の脱着。


 濃姫のチート結界を付与済みの、全身 黄櫨染こうろぜんの陸自スタイル。

 ヘルメットとブーツも装着させた大軍勢を取り出す。

 基本全員・黄櫨染ヘルメットだが、武将の兜のみ各自の判断に任せている。


 信長

「これを見よ!!」

 正親町天皇の"勅命"が書かれた命令文書・詔勅みことのりを取り出し軍勢に見せ、勅命五か条を読んで聞かせた。


「本日10月1日より余は帝より征夷大将軍に任じられた。

 武蔵国にて城を構え江戸幕府を開設する。

 よって帝の命により将軍である織田家の軍勢はとなり室町幕府は滅亡!足利義昭はの大将となる。」


「「「おおおおおーー」」」


「また帝は昨夜、時の関白・二条晴良を解任!

 その後任に余の嫡男、織田信忠を本日より関白殿下に任じた!信忠!前に出よ。」


「はっ!」


「これは余が帝より預かりし物だ。これを掲げ"賊軍"足利義昭を捕縛しろ!

 詮議すること多分にあるゆえ、殺戮する事、罷りならん!見事捕らえ村井城の牢内に幽閉しておけ!」


 そう言うと信長は収納から

 を取り出し信忠へ手渡す。


「「「ひえーーーーー」」」


 織田軍全員が権威の象徴に跪づいた。


 **********


 1570年10月1日 6:30

 京都・武家御所(二条御所)


【織田信忠・関白殿下軍勢10万】


 総大将・関白織田信忠本隊5万

(関白殿下・本陣内訳)

 織田信忠直轄・尾張美濃軍2万

 比叡山織田信長軍

 1万(Android)

 第1軍団長・村上宗隆軍

 2万(Android)


 副将・柴田勝家軍1万(南側包囲)


 森可成軍1万(北側包囲)


 村井貞勝軍1万(西側包囲)


 前田利家軍1万(東側包囲)


 副将・佐久間信盛1万(後詰め)


 錦の御旗を高々と掲げた

 "官軍総大将"織田信忠・関白殿下

「勝家。武士の情け8:00まで猶予をやろう。

 それまでに足利家の返答無き場合、総攻撃を仕掛ける。

 村上のバズーカ部隊砲撃で門塀を破壊した後、全方向から雪崩れ込め!

 但し義昭公は生きたまま捕縛しろ。上様の命である。」


 柴田勝家

「はっ!殿下。使者の細川藤孝殿が上手く導いてくれると、幕臣達の血が流れずに済むのですがな。」


 信忠

「ああ、無駄な殺生は無用。

 上様の言う人材育成の大切さを、我も最近ようやく分かってきた。

 足利義昭公も潔く降りてくれれば良いのだがな。」


「伝令!!

 細川藤孝殿、戻りまして御座います。」


 勝家

「通せ!」


 細川藤孝が実兄で幕臣の三淵藤英を伴い帰陣した。


 織田信忠・関白殿下の御前で跪き黙り込む2人。

 勝家が信忠の耳元で何やら呟く。

 首を頷く信忠

「ああ、そう言う事か。。。まったく朝廷の仕来たりとは面倒だな。。。

 藤孝!ここは戦場である!

 時間を惜しむゆえ"直答"を許す!」


 関白殿下の許しを貰い話出す細川藤孝。

「はっ!では公方!足利義昭公におかれましては、速やかに降伏を願い出ております。」


「で、あるか。殊勝な決断である!」


 三淵藤英

「はっ!1つだけ御約束を頂きたいと仰せられ、関白殿下に降りた後は備後国の鞆にて暮らしたいと申しておりまする。」


 信忠

「ふむ。鞆の地とは確か、足利尊氏公が新田義貞討伐の院宣を受けた地であるな。」


 三淵

「流石は関白殿下。御明察で御座います。」

『ほお~まだわらべと思うておったが、鞆の由来を知っておるとは。。

 中々どうして油断ならぬ相手だな。』


 信忠

「それは毛利殿の許可は出ておるのか?」


 三淵

「いいえ、これから某等が毛利家へ走り、先ずは安国寺恵瓊殿との会談となりまする。」


 信忠

「毛利家の外交僧か。安芸武田一族出身だったかな?済まぬ勉強不足である。」


 三淵

「。。。い、いえ。。。(汗)」

『なんと安国寺恵瓊まで把握している。。。こ奴、相当勉学を積んでるぞ。。流石は信長の嫡男。。』


「三淵殿。仮にだがその件、我が許可を出しても、父である江戸幕府初代将軍様は即座に却下なさるであろうかと。」


「何故で御座いましょう。お尋ねしても宜しいでしょうか?」

『どう答える?信長の倅よ。。』


 ビシッ!その直後に関白織田信忠が立ち上がり三淵を見下ろし!


「ふん!惚けるなよ三淵藤英!先ほどから我を試す様な物言い!気付かぬと思うてか!

 鞆の地とは、足利義稙・第10代将軍が周防国の大内義興の支援を受け、先の永正5年に京を制圧!!

 将軍に返り咲いた、足利家に取って吉兆の地であろう!」


 三淵

『ぐぅ!なんと!!そこまで知っておるか』

「はっ!ははあ~畏れ入りまして御座いまする。。。」


 それまで黙して語らずの細川藤孝が

「関白殿下!申し訳御座いませぬ。兄は義昭公に言われた事をお伝えしただけで、他意はありませぬ。

 どうぞ御容赦の程を。」


「黙れ藤孝!!うぬは今、誰の家臣だ!!織田家では無いのか!!

 権六勝家!!直ちに"元"御所に攻めいれ!

 抵抗する者は例え"足利義昭"とて斬り捨てて構わぬ!

 三淵は捕縛し村井城の牢に幽閉せよ!

 この者は、先の故事を持ち出しである我を試しおった。

 これは我を関白に任命した"帝への冒涜"である!!」


 三淵

「うぐぅぅ!!お、お許しを!!」


 柴田勝家

「黙れ!!愚か者めが!!」


 その場で取り抑えられ、後ろ手に手錠と足枷まで打たれる三淵藤英。

 関白・織田信忠を若干14歳の子供と侮っていた三淵の完敗である。


 またこの一件を柴田勝家を始め、間近で見ていた織田家臣達は、信忠の知識・慧眼・判断の速さ、何より父親信長譲りのほとばしる気概と威圧感に圧倒されていた。


 そして小さい声で一声

権六勝家、足利義昭は殺すなよニヤリ」


 勝家

「。。。。。はっ!!(汗)」

『この御方は天下人になるために生まれてきた逸材だ。。』


 哀れ足利義昭に三淵藤英。

 相手が悪かった様である。


 それから直ぐに村上隊のバズーカ砲撃から、関白殿下の軍勢が御所内に雪崩れ込んだ。


 昨夜、近隣から大慌てで兵をかき集めようとした足利義昭だったが、帝の"勅命五か条"が大量のビラでばら撒かれ、とされた将軍家に味方する者は皆無。

 それどころか昨夜から今朝にかけて、逃げ出す兵が後をたたず、僅か"50人足らず"の幕臣達が残るのみの御所。。。


 10万人もの織田信忠・関白軍相手に手も足も出ず「賊軍どもよ!これを見よ!!」と"錦の御旗"を掲げられ万事休す。


「どうしてこうなった。。。」

 歯噛みしながら手錠足枷で捕らえられた足利義昭が、関白の元に連行された。


 織田信忠・関白殿下

「備後国の鞆にて暮らしたいとは、些か我を見くびっておるようですな。」


 足利義昭

「ええーい放せ放さぬか!!この手枷足枷を外せ!信長の倅風情が偉そうに!余を誰だと思っておる!余は第。。。」


 信忠

「村上隊!そこの"逆賊"を黙らせろ!」


「はっ!」


 身長2mの信長直轄第1軍団の兵士達が猿轡さるぐつわを口にかました。


 義昭

「ふごぉなゃなぃぶうあううあ。。。」


 信忠

「皆の者大義であった!

 織田木瓜と永楽通宝旗印それぞれ1,000本、武家御所内外に目立つ様に掲げよ。

 村上軍の半数1万は、柴田勝家が指揮下に入れ!

 勝家!柴田軍1万と合わせ総数2万にて武家御所に駐屯し治安維持に当たれ。

 本日夕刻までに上様信長御出座おでましになり、門塀を作り直すそうだ。

 それまでは特に警戒を怠るな!」


 勝家

「はっ!心得まして御座います。関白殿下、先ほどの三淵との問答お見事で御座いました。」


「よい。我は元服を済ませたばかりの若輩ゆえ、侮って来るとの予測をしたまで。それを逆手に取る事など造作もない。」


 佐久間信盛

「造作もないとは。。。末恐ろしいですな。。関白殿下。」


 森可成

「誠にその通り。。某の倅達に、殿下の爪の垢を煎じて飲ませたい思いでございますれば。」


「馬鹿を申せ、森の家は武勇に優れた者ばかり。

 今さら我の爪の垢を煎じて飲んでも、可成の息子達には何の意味も無い。

 我がそうであるように森家も父親の背中を見て、子も成長していくのではないか?

 創立したばかりの江戸幕府を支え、織田家重臣として一層励め!」


 森

「はっ!上様、関白殿下と共に天下布武の道を邁進致しまする。」


「うむ。村井貞勝!東寺の村井城にて義昭始め足利の者共を幽閉、しかと管理しておけ。

 前田利家の軍勢1万と森可成の1万も村井城にて待機!上様御出座しの夕刻まで、しかと治安維持に勤めよ!」


 村井貞勝&森可成

「「はっ!お任せあれ」」


 前田利家

「関白殿下!ワシの倅 犬千代前田利長を、是非とも殿下の小姓として召し上げて下さりませ。」


「又左が嫡男は8歳であったな。我の元に出仕するにはまだ早い。

 これからの世の中は15歳までは親元にて、学校なる施設でしかと教育を受けさせるべきである。と上様が申していた。

 その後に我の元へ参れば良いが、それも織田家の"人事"に関する事になる。

 織田家の頭領は如何なる場合も我が父・上様である!そこを努々忘れるでないぞ!」


 利家

「はっ!畏れ入りまして御座います。」


「佐久間信盛が軍勢1万は、我の本隊4万と共に内裏(京都御所)にて上様御出座しまで待機。貞勝が上様より預かりし大手門の鍵にて中に入るぞ。」


 佐久間

「はっ!そこまでの道中、関白殿下の露払いを勤めまする!」


「頼んだぞ織田家筆頭家老よ!では皆の者!移動終了後その場で朝飯を取り待機の事!解散だ!」


「「「はっ!!!」」」


 **********


 1570年10月1日 7:30


 1336年、初代足利尊氏が創設し234年間存続した室町幕府。

 第15代将軍・足利義昭を最後にこの日滅亡した。


 前日9月30日

 織田信長の指示を受けた、時の正親町天皇から勅命を出され、"逆賊"とされる。


 翌10月1日早朝

 江戸幕府を創設した織田信長征夷大将軍の嫡男、織田信忠・関白殿下の軍勢10万に二条御所を包囲され、足利義昭捕縛。

 最後は50人足らずの幕臣しか残っていなかった。。。

 実に寂しく侘しい終焉となった。


 室町幕府滅亡と時を同じくして都も京都から、武蔵国江戸に移される。

 このにより

 106代・正親町天皇も江戸幕府織田城内にある"皇居"にその身を移した。


 ここに織田信長による江戸幕府が幕を開けたのであった。


 ーーーーーーーーーーーー


 織田信長・濃姫の2人

 やっとこさの江戸幕府創設にたどり着きました。


 本能寺の変から生まれ変わって10ヶ月。やっとでは無いですね、寧ろ速すぎです。


 やっとって言ったのは江戸の街。

 東京がやっと書けるから出た言葉です。

 幕府用地として信長が埋め立てたとは現在の江東区、作者の地元です。


 当時は湿地帯や遠浅の海が入り交じる地形で、そのままではとても人が住める環境では無かった様です。誰も見た事無いけどw


 何よりも江東区の東側・城東地区は西側の深川地区と違い、戦国時代はまだ下総国葛飾郡だったんですね。

 今もスカイツリー辺りから錦糸町を経由して、江東区に流れ込む"横十間川"。

 それが武蔵と下総の国境だったそうで、小学校で砂村の歴史として授業で教わります。


 江東・墨田の子供達なら誰でも知ってるってのもねw今も言うのかな?


 両国橋の名称で隅田川が国境と勘違いされてますが、本所も深川も立派な武蔵国w

 江東区の城東地区と墨田区の1部に葛飾区や江戸川区が武蔵国に編入されたのは、徳川家康が江戸幕府創設後ですから1603年~1610年頃らしいです。


 "江東区東側"下総国葛飾郡に江戸幕府の城と、正親町天皇が住まわれる皇居が設置される訳です!!!

 って事は早速、下総国や上総国辺りからクレームが来ますね。

 まあ全てフィクションですから。

 m(_ _)m


 毎日更新を続行中ですが

 明日の話は少し"きな臭い"ですねえ。

 なんせ明智光秀と人たらし秀吉の密会ですから。

 応援よろしくお願いします。


 ★★★は作者のエネルギー

 いくつあっても嬉しいですよw

 m(_ _)m


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