第40話 北条家・駿河から完全駆逐
1570年9月30日 12:00
沼津沖5km浮島型東京ドーム
後北条氏第3代目当主・北条氏康(55歳)
信長
「氏康殿は先月から寝ておる。"影部隊"からの報告では、おそらく中風だろうとの事だ。
次代は新九郎・北条氏政(32歳)だな。余の敵では無い。」
信包
「兄上、興国寺城と深沢城を落とせば、駿河国に北条の城は無くなりまする。
どちらも戦艦大和主砲の射程距離内、イージスミサイルを使わなくとも撃てますが?」
信長
「その城二つとも要らんな!三島のど真ん中に安土城を持ってくる。
信包
「すると両方の城は艦砲射撃で消滅ですか?」
「いや信包。余の直轄軍東京ドーム兵を5,000!余と一緒に上陸の間から興国寺城へ降ろす。
城門と塀を破壊したら攻撃開始だ!
江尻城の3,000が後詰めとして機能しているぞ。もう既に2,000が富士川を渡っておる。
その間に余は御殿場の深沢城をそっくり頂いてくる。
13:00迄に終わらせる故それまでここで待機だ。」
「はっ!」
**********
沼津の興国寺城前に突然現れた大軍勢。
皆が2m超えの巨大な男達。見たことも無い"陸自スタイル"に、沼津の住民も北条軍も目を見張る!
「なっ!何だお前達は!」
「こ、ここは北条家の領地であるぞ!」
「い、い、いますぐ立ち去れい!」
掛ける言葉は勇ましいが、全員腰が引けている。
信長
「ふん!この駿河国は元々今川義元公の領地である。」
「??なんだ今川家の軍勢?」
「馬鹿な?
「たわけ!!余を
「ギャッ永楽通宝!!!」
「うわっ!!お、お、織田木瓜」
「ひぃーーー第六天魔王!!」
「痴れ者共!!もう一度言う!!よく聞けえい!この駿河国は元々今川義元公の領地である。
知っての通り桶狭間にて余に討たれた!!よって駿河の地はこの織田信長の領地である!
うぬら死にたくなくば、そこを退け。
バズーカ砲撃隊城門へ3発ぶち込めい!!」
ドガーン!!ズゴーン!!
ガガーン!!
城門が跡形も無くなる。。
「総員、城内侵入APC9にて撃ちまくれ!」
ズガガガガガガガ!!
ズキュン!ズキュンズキュン!
「や、やめてくれーー」
「退けーー退けーーー!」
「やってられるかーー!!」
「まだ子供が小さいんだーー」
信長
「撃ち方やめーい!こんなもんだろ!もし抵抗する者あらば足を狙い撃て。
織田木瓜に永楽通宝旗を城内に掲げよ!」
興国寺城攻めの前に1人も殺すなと厳命している信長。
織田軍のAPC9は全て地面や壁への威嚇射撃か、抵抗する者の足を撃ち抜く(十分痛いが)のみである。
シュン!
御殿場口の深沢城前
「深沢城は兵士以外全て収納する。
シュポ!
深沢城兵士達
「。。。。。なんだ?」
「あぁ!!!どういう。。」
「消えた?消えたのか?」
信長
「少し脅しとくか」
ズズズズズズズズーー
深沢城跡地にチート創造による
直径5m高さ30mの鋼鉄製の太いポールが立ち、その先に5m四方の織田木瓜旗が
しかもその周囲を幅50m深さ50mに垂直に掘った空堀で囲う。
「北条の兵士達よ!余が織田信長である!!
小田原に帰って氏政に伝えよ!!
織田家に戦を仕掛けたら、小田原城もこの様になるとな!!」
「信長だと!!」「なぜ駿河に?」「それより城は?城はどこだ?」
シュン!
「。。。お、おい信長が。。」
「ああ!信長ならそこに。。?いないぞ!!」
「城も信長も消えた?のか?」
「夢だなこれは。。。」
「じゃあ、あれは何だ?あの空堀、渡れないぞ!」
「ええいとにかく小田原に戻るぞ!城がきえたんだ!」
シュン!
再び興国寺城前に現れた信長
「ふむ、織田家の旗だけでは殺風景よのお。帰蝶に貰った図面に何か良いのが。。。あったぞ!!北条氏政!余のプレゼントだw」
ズズズズズズズズズーーーーーー
ズズズズズズズズズーーーーーー
「ここら辺りを変更して高さも増し増し、天辺にヘリポートと織田木瓜をあしらえるか。
これでここが織田家直轄地だと一目で分かる。」
濃姫からの図面を基にして改造改築していく信長。
「後は防御力だな。攻撃型無人ドローン機(飛行範囲100km)100機。
ブローニングM2重機関銃(有効射程10km)10丁
まあドローン攻撃だけでも近寄れる敵はいないが、M2は威嚇射撃にも使えるからな。
最上階にオスプレイ2機とアパッチを1機配備して、これで良しと!
皆の者!江尻城からの2,000と浮島ドーム部隊からの1,000人!
これより3,000人の兵でここを守るのだ!良いか討って出る必要など無いぞ。
この高さからM2とAPC9を乱射するだけで、もう誰も近寄りはせぬ。
ドローンの攻撃はまだ見せるなよ。あれを使う時は攻撃では無く連絡や偵察のみとする。
他国の間者に、そう思い込ませるのだ。
空からの攻撃はオスプレイとアパッチで十分だ。
垂直空堀も掘っておく。武蔵国の帰りに寄る故、国境管理をしておれ。」
そう言い残し浮島に戻った信長。
3,000のAndroid兵士達はエレベーターで上部へ昇って行きました。
信長チート錬金術特性高さ900m
オリジナル織田スカイツリーの天辺へ。。。
シュン!
「待たせたな信包!武蔵国へ出立じゃ!」
「はっ!兄上。約束より20分も早いですが、突然現れたあの建物はいったい?」
「おお、ここからもよく見えるな!
あれは織田スカイツリーだ。
"天にそびえる大木"という意味である。これからの織田家の象徴になるであろう。
武蔵国にも建ててくるぞ。
駿河国の首尾は上々、もう北条の城は無い!武蔵に参るぞ信包!」
信包
「スカイツリー??織田の大木?」
この信長チート錬金術特性・オリジナル織田スカイツリー
高さ900mを誇り高層ビルなど皆無の戦国時代、駿河・遠江・伊豆からもよく見える。
その威容に"怖いもの見たさ"で民衆が引き寄せられるように集まってくる。
その中にこういう事が大好きな、ある1人の人物(スーパースター)が居るのを信長は勿論知らない。
「なんて高さだ!鉄か?鉄で出来てるのか?
天辺の織田木瓜がちょいと邪魔だがw
前年1569年・前田家から出奔。
浪人生活のいま、諸国漫遊行脚で信濃~甲斐~武蔵~相模~伊豆。
そして一昨日、駿河国に入ったばかりの大男(198cm)。
天下御免の傾奇者
前田慶次郎利益御一行だった。
ーーーーーーーーーーーー
次回いよいよ戦国1の傾奇者が登場します。
前田利家好きの作者としては
荒子の領地引き継ぎのゴタゴタ含め、前田慶次郎との仲をどう描こうか?悩みどころです。
一応チート部分はフィクションですから別物として、特に人物の人となりについては、史実の一次資料に寄り添いながら書いています。
ただその史実と伝わっている資料が、後の世の創作や脚色など当たり前にあるし、戦に勝った側が書き換えたりするのは常識みたいですからね。
であればここも好きにアレンジしますかw
やはり一族の滝川一益さんの力を借りるかな?
和真も交えて"かずかずコンビ"で行くか?
*****
あっ!思いきっていっその事、荒子時代には触れず
前田利家
「貴様!!天下布武を成す為に織田家全員が多忙を極めておる時に、今の今まで何処で何をしとった!!
やらねばならぬ事は山ほどあるのだぞ!!役目を申し付ける故とっとと働け!!」
前田慶次郎
「はっ!相変わらず身体だけではなく声もデカイですなぁ叔父上wこの慶次郎安心致しましたw」
*****
う~ん個人的にはこれが一番良いなwまあその時の気分ですねw
フィクションですから
m(_ _)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます