異世界の伝承編纂師の妻になりまして

くらしの食図鑑：夢見の花パフェ

　夢見の花パフェのレシピ

【材料】

　星果の実（ほのかな甘みと酸味のある小さな実）：一握り

　月影果（夜の間、凍結妖精が冷やしてくれる果実。朝に採取したものが良い）：1個

　乳妖精のミルク（乳妖精がもたらす甘くコクのあるミルク）：100ml

　月の霧花シロップ（夢見の花から抽出されるシロップ、ほんのり甘い香りで、夜の夢を呼ぶと言われている）：適量

　光雲クリーム（空に浮かぶ雲のようなふんわりした質感のクリームで、少し甘みがある）：100ml

【手順】

　1. 星果の実の準備

　夜の間に収穫し、凍結妖精に冷やしてもらった星果の実を、小さくカットして、パフェグラスの底に並べます。

　星果の酸味と甘みが底から香りを引き立ててくれます。

　2. 月影果のスライス

　月影果は、夜明け前に凍結妖精がひんやり冷やしたものを使います。

　表面が霜で覆われた果実を薄くスライスし、星果の上に重ねて、フルーツの層を作ります。

　月影果の瑞々しい味わいが、甘みと酸味のバランスを引き立ててくれます。

　3. 光雲クリームをのせる

　乳妖精のミルクでふんわりと泡立てた光雲クリームをたっぷりとスプーンですくい、果物の層の上にのせます。

　夢見のパフェのふんわりとした食感を演出するために、少し空気を含んだ柔らかい状態にすると良いでしょう。

　4. 月の霧花シロップをかける

　月の霧花から作ったシロップを、クリームの上にかけます。

　月の霧花シロップのやわらかな香りが、夜の夢を呼ぶと言われており、パフェ全体にほのかに甘い香りが広がります。

　5. 仕上げ

　最後に、残った星果の実を飾り付けとしてクリームの上にちりばめ、見た目も楽しめるように仕上げます。

　この「夢見の花パフェ」、夜に食べると良い夢が見られると言われている。

　ほんのりとした甘みと優しい香りが特徴で、たしかに夜食べると、ほっと落ち着くような気がする。

　けれど、夜専用というわけではなく、たまには疲れた時にちょっとひと口、なんて楽しみ方もあるのだ。