第30話

4月30日…。



俺と奈緒はゴールデンウィークを迎えていた…。


俺の体調を気遣ってくれた奈緒は、今年のゴールデンウィークは、家で過ごす事になった…。




俺は、5月10日から専門学校の教師として、働く事が決まった為、授業で何を聞かれてもいいように勉強をしていた…。



「け~ん!!

ご飯出来たよ…。」



「わかった。」



「なお。暇じゃあない…?」



「暇じゃあないよ…。

借りてきたDVD見るから…。」



「俺も、一緒に見ようかな…。」



「けんはやることあるでしょ…。

大好きな勉強が…。」



「別に大好きでやっているわけじゃあないけどね…。」



ご飯を食べ終わるとソファーで、横になるのがお決まり…。



奈緒がソファーに座ると膝枕してもらうのもお決まりになっている…。



「けん。横になってていいのかな…。

勉強しなくていいの?」



「いいよ。

後でやるから…。」



「DVDセットするから頭退かして…。」



頭を退かして、DVDをセットして、ソファーに座る奈緒に、また膝枕…。



DVDを見てると、今日は恋愛系のDVDじゃあないことが分かると昼寝をする…。



頬を軽く叩かれ…。



「けん。夕飯作るから退いて…。」



「えっ!!もうそんな時間なの…?」



「そうだよ…。」



寝過ぎてしまった…




勉強を再開して、夕飯を出来るのを待った。

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