第6話

今日は奈緒とドライブ

気分転換の為に…。




行き先は未定…。




足湯を発見…。





「なお。足湯に入っていこうよ…。」




俺が病気になってから温泉には行けなくなった…。




温泉に入ると血行が良くなって、目眩が襲ってくるかもしれないから、奈緒は温泉好きなのに連れていってあげることも出来ない…。




奈緒は、口では言わないけど、ほんとは温泉に入りたいはず…。




奈緒にまで我慢させいると思うと心が痛む。




「でも、

けん。大丈夫なの?」




「俺は、見てるだけでいいから入って来なよ…。

タオルもあるしさ。」




「うん。じゃあ入る。」




俺は、奈緒の隣で奈緒が気持ち良さそうに、温泉に足を入れてる姿が嬉しかった…。




足湯の近くで、子供が無邪気にボールで遊んでるのを見てたら、子供が転んで泣いていた…。




透かさず、子供に駆け寄り…。




「男の子だったら、そんなに泣かないの。」




頭を撫でてやり、お母さんの元に走って行った…。




奈緒はそれを見ていたらしく…。




「けんは、いいパパになるね…。」




「なおだって、いいママになれるよ…。

こんなに優しいんだから…。」




「うん…。」




奈緒は足湯から上がりタオルで足を拭いて。




「けん。そろそろ帰ろっか……??」




「うん…。

そうだね…。」




帰りも道も寄り道しながら家に帰った…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る