第3話 キャンペーンを作ってみよう

 いよいよ広告キャンペーンを作成します。


 初回に広告ページにアクセスするか、広告ページ上部のメニューから

 キャンペーン⇒キャンペーンの作成

 をクリックすると、キャンペーン作成チュートリアルが開きます。

 後から修正もできるので、


 シンプルorアドバンス:アドバンス

 検討:エンゲージメント数


 辺りを選んでおけばOKです。

 ここで注意ポイントなのですが、初回アクセス時は支払い情報の登録に誘導されるのですが(どこのリンクから飛んできたかで異なる。どうも、いろんな所にtwitter時代のリンクが残っており、何処から飛んできたかによって画面の表示が微妙に異なったりします。私も混乱したのでこん〇りさんに頼んで整理してもらった方がいいと思います)、この際にカード登録エラーになる事が多いです。


 多分ですが、カード登録時に700円のデポジット(後で返却されます)を課金する仕様が悪さをしている気がするのですが、それはともかく。エラーになった場合は画面右上のアカウント名を押して、「新しい支払情報の追加」からカードを登録しましょう。

 ここでもエラーになる事がありますが、何度か試すと成功します。

 もう一つ、カード登録する際に「税務情報の~」的な感じで個人か法人かを選んで登録する画面が出てきますが、兼業新人作家は「個人」で良いかと思います。

 ※ラノベ作家としての収入を雑所得として確定申告する場合です。開業届を出して青色確定申告をされる方は、「法人」にしておいた方が無難かと思います。Xから発行される支払い証明のあて名が変わると思われますので(私は個人で登録したので未確認)


 さて、無事カードが登録されたらキャンペーンの詳細を設定します。

 ここまで謎の動きをするXの画面に翻弄されてお疲れだと思いますが(実経験)、あと少しです!


 広告設定のメインとなるのは「広告グループ」になりますので、詳しく説明していきます!


■予算とスケジュール

 広告を出稿する期間です。

 1日の上限金額×広告を出す日数=総広告予算で決めるのがオススメ。

 今回私は

 1日上限10,000円

 広告出稿日数15日

 総予算150,000円にしました。

 期間は発売日の3日前~10日後です。

 一部アニメショップに早売りが並び始める発売日3日前~売り上げによる打ち切り判定が行われると噂の発売日後10日という布陣。切実です。


■目標

 リンククリック

 サイト訪問

 から選択できます。上が例えばamazon販売サイトなどへのリンククリックを重視、下がポストの表示回数を重視かと思います。どちらがいいかは微妙なのですが理由は後述。


■入札戦略

 自動入札

 他にも2つ選択肢がありますが、ここは自動入札でいいと思います。

 ちなみにXの広告は定額ではなく、時価(ダイナミックプライシング)を採用しており、ゴールデンタイム(お昼休みや深夜、土日)は高くなります。細かく設定するのは大変そうなので素人は自動入札でいいでしょう。


■お支払い方法

 リンククリック

 インプレッション

 上は広告内のリンクが押されたら、下はポストが表示された回数(1000回単位)で課金されます。インプレッションはインプレゾンビやロボットが見てもカウントされるので、リンククリックの方が確実に成果(販売ページへの誘導)を望めます。ただ、リンククリックは単価がものごっつ高い(50~400円)のでとにかく認知度を上げたい、というときは下の方がいいかも。


■プレースメント(どこに出るか)

 基本全部でいいです。


■オーディエンスの特性

 性別、年齢範囲、言語、場所、端末

 ここはお好みで。基本的に場所は日本で言語は日本語になると思います。

 アンドロイドと林檎で分けることもできますが、ここは両方一択でしょう。


■オーディエンス

 いまいち効果不明。触らなくでいいかも。


■ターゲティング機能(超重要!!)

 ほぼココだけでいいんじゃないかという重要項目です!

 あなたのポストをだれに表示するかを制御してくれます。

 ・キーワード

 →なろうやカクヨムの「タグ」のような働きをするワードです。

 ユーザーがこのワードで検索したり、このワードが含まれるポストをクリックしたりすると広告が表示されます。「ラノベ」とか「配信」とか「ダンジョン」とか。BL、TS作家の皆さんはターゲティングしやすいと思います


 ・フォロワーが似ているアカウント

 ココ最重要!!

 特定のアカウントのフォロワーにターゲティングできます。レーベルのアカウントはもちろん、ラノベ系や作風が似ているアニメの公式アカウントなど、嗜好が合うと思われるアカウントを入れまくりましょう。プロフィールに表示されるアカウントのIDを入れると追加できます。


 ・興味関心

 書籍文学・コミック辺りを入れておくのが無難でしょうか。


 ・追加オプション

 ポストの表示、エンゲージメント歴があるユーザー

 フォロワーもターゲット

 自分のポストを見たことがある人をターゲットにするための設定です。

 

 ・ターゲティングを最適化

 オフでいいかと。ラノベは一般ピーポーに広く周知するより、狭く深く行った方がいいと思いますので。

 


 ここまでの色々な設定をいじると、推定オーディエンス数の数字が変動していきます。これは、この広告が表示される可能性があるアカウントの数です。

 絞りすぎて数万だと広告効果が減るかもしれませんし、予算にもよりますが数十万~数百万くらいに調整するのが良いと思います。


 さあ、準備ができたらいよいよ公開しましょう!

 次からは実際の運用と効果について説明していきます。

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