第35話
「ブラッドちゃん。もう一回さっきの話を聞かせて」
「はい、ラトナお姉様♡私の同盟軍ドラグナイツは他のスロートトルーパー達を逃がす為に運命の日にタクティカルアーマー・タイタンと戦ったのは、お話した通りです。しかしながら、ラトナお姉様が知っている通り、私はタイタンを倒した後に多数のタクティカルアーマー達に囲まれてスローターギアごと捕食されました」
[あら〜、タクティカルアーマーに捕食されたのに生きてたのブラッドちゃん]
「はい、何故か私達は肉体的にはぐしゃぐしゃに潰され死んでいたのですが、精神的に完全には死んではいなかったのです。そして次にリスポーンした時はイエローマーカーとなって意識が曖昧なまま交易をし、スローターギアを手に入れてからは何かにレッドマーカーとして操られ、いつの間にかイエローマーカーやブルーマーカーの集団でラトナお姉様の艦隊と戦っていました」
「バイセ…どう思う?ブルーマーカーで死んだ筈のブラッド達がイエローマーカーやレッドマーカーになるってどうなのかな」
[考えたくも無いけど〜、イエローマーカー達も本物の人間って事よね〜。こんな嫌な話しったら無いわ〜]
ここに来て、イエローマーカーはNPCキャラクターではなくてランダムに蘇った本物の人間だと知ったラトナはビミョーな感じでした。
やっぱ人間由来のタンパク質とか食べないで良かったーと思いつつ、ダシタ・ワ・イライのイエローマーカー達が何故あんなに人間由来のタンパク質や水を欲しがるかを理解します。
そして、イカれたレッドマーカー達はブルーマーカーに捕縛され、しっかりした治療を受ければブルーマーカーに再び変化する事が分かりました。
これにより、ラトナ達の行動が変化するかといえばそうでもなく、バイセは人間由来のタンパク質などは要らないので動植物由来のタンパク質をラトナ達に提供して、ラトナはネームドのイエローマーカーから気にいった女の子を漁っては治療機でブルーマーカーにして百合百合ハーレムを造って楽しんで一月、先ずはお調子者のホプキンスが鉄骨とカーボンの身体を手に入れ復活を果たす。
続いてハイメがアップデート完了して超弩級要塞母艦ティターニアにデータを移し、リクローも起動した。
この段階でデータ取りが完了したシルフィード改は量産型の無人機シルフ100機を率いるラトナのパーソナルデータ入りの無人機と化し高度1万メートルの彼方へ、ラトナはシルフィードの完成形『シルヴァマキナ』の操縦をする。
ナンバーズの8であるブラッドを含めたラトナのお気に入りナンバーズ&ランカー女子達からはチームリーダーのブラッドと、赤毛で小柄なジーニーが新規作成となる量産型タクティカルギア・スキュラMark2に乗って出撃し、ホプキンスの専用機キットゥールーMark2は以前のキットゥールー改の3倍の巨体となり、コクピット周りも超強化される。
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