金で揉めてる、実際は穏やかだけど。

明鏡止水

第1話

この間妹が来た時に、十万借りているうちの、二万円だけでも返そうとしたのです。

すると、妹は優しく笑って

「いいよっ、まだ(ほかに借りてるの)あるんでしょ?」と受け取りませんでした。

私はこくこくこくこくと頷いて肯定しました。

あとでいいよ、と念を押してくる妹。

でも、身内に借りた分は早く返しちゃいたい! とも思います。


次のお給料日まで、二十日以上ある……。(当然)


そして、次の次はまた次を考えるに決まっているのです。


高い買い物しちゃったな。でもそれだけ当時欲しかったのだから大切に扱おう。

……オークション値段釣り上がりすぎだし!

あそこで競わなければなー、もしかして、釣り上げられてた? 

……考えてもせんなきことです。

購入品はレジンをつかったものなので、どんどん黄変していってしまいますが、光を避け。

また両親に見つからないように布をかけて保管中。


ところで図太いというか安直と言うか、明鏡止水の勘違いをお話ししていいですか?

たとえばお仕事で年二回、賞与3.5みたいな表記があった時。わたくし、検索して「年二回 賞与3.5 いくら」とか。

「基本給十六万 ボーナス 金額」って検索したら六十万とか七十万とか出たんで最初うおお!! て驚いたけど。

夏と冬、合わせて一年間分とあって。

「……」

お金に目が眩むととんでもない勘違いをしますね。

もうね。半分こか、半期で。

お金のことをエッセイで避けるのやめた。

全部ひっくるめて私ですね。

みんなお金の話なんてうんざりさせちゃうかもなー、でも、私の日々やエッセイって、これなんだ。

そう、感じました。

応援してくださる方のコメントにも、借金返すと物凄い解放感あるよ、と。

日夜励ましをもらっておりますので。

好きなもの、見たいものを見ながら完済計画です。


できれば人生楽しみながら借金返済奮闘記!

とかライトに書いてサバサバに生きてもいいのかもしれない。

今まで返した金額とか残りの返済金額とか把握しなくても返済し続ければどのみちいつか必ず返せるしな……、とドン!! と構えてましたが。

とうとう計算したら減ってねー!! みたいな。

慌ててせめて妹に借りた分少しずつでも返そうとしたら消費者金融の方優先していい、っていうし。


頭が上がらないです。


……誰かに相談するか……。いや、返済シミュレーションでおおまかな期間は算出してくれるし。相談したところで解決するもんでも無いので。ちゃんと自分で稼いで払うんだ! と覚悟も決まりますし。統合失調症が再発しないようより健康にも気を遣えるし。

皆さんに見守られながら、今の仕事を返済まで続けるのが長続きの秘訣と返済への険しい道の歩き方か?

ど根性と努力、あるのみ。NARUTOに学べ。


でも。譲れないものも、あるのです……。


いよいよ前髪がうねって自分のことが毎日嫌いで辛いです。

最後に縮毛矯正をしたのは今年の三月、面接前ですね。癖っ毛で傷んだ髪の私には鏡で見る自分が「劣化」状態なのがしんどい。

それと、障害者の手帳も書類上は更新したのであとは証明写真を撮って新しく発行してもらわなきゃ……。

そんな時にネットのアプリの紹介で出会ってしまったのが、「目が小さくならないメガネ」!

昔の証明写真でもメガネかけてるのと、かけてないのとでは印象が全然違います! 三色くらいフレームがあるようですがブラウンが欲しいですね。


あと、靴下が毛玉だらけだったり擦り切れてきたので何足か速乾・消臭みたいなのをしまむらでいいから欲しい。……靴も中敷がボロボロで洗っても匂いとかもう落ちないし。これは、ちょっと不潔で品性問われるな。何より他人の目が怖い。


野望。いや、これは。


身だしなみ。


身だしなみくらいは整えたいです。

整容です、整容。


ところがです。


以前、車検代の問題や。母よりお給料が高いとかで金があるんでしょうとせびられ母と激突してプチ家出した際。LINEで父に「五万円で大丈夫だから」と連絡が入り、その件は終結したかに思えましたが。

……その件もあらかじめ車検代のために蓄えていなかった自分の非でもあるんですけどね。趣味と好奇心とストレスと食欲と返済に抗えなかった。


十月。偶数月。障害年金が入った際。

やはり、お金は渡した方がいい、と私は思いまして。

十五日。一万円を父に渡したんです。

車の管理をしてくれているのは父ですし、五万円でいいよ、と追い詰められた私を案じてくれたのも父。

やっぱり渡せるのなら渡した方がいいよなあ、と。

最初、一万円札を渡した時、父はギョッとして。

「このお金はなんだ?」

と、とまどっていたのですが。

「うーん……、まあ、車検代? みたいな。今日、年金入ったから、車見てくれてる(の父さんだ)から渡しとく……」

と。

あえて家計を管理しているケンカした母ではなく、父に渡したんです。

すると父は最初はいいよ、と寄越してきた気がするのですが私が

「車検代、十一万七千円だべ?」

と言うと

「おおっ! よく覚えてたな!」

「おカネの事だからな!」

とテンポよく会話します。

約十二万もするねー、と親子でわはははと困りながら笑い飛ばしました。

父は、ちゃんと考えてくれているのなら、と納得したのか。

「それじゃあ、これはあくまでガソリン代とか、急に必要になった時に保管しとくか。……どうするか……」

万札を眺める父。百均で買った白い封筒が山ほどあったので

「封筒にいれる?」

と聞くと

「おお! その方がいい!」

結果的にその一万円札は父の中で

〈名目は車検代の一部として娘から渡されたが、いざという時の手持ち〉

として大切に封筒に保管されることになりました。

……お金を渡す意思があるならこの先も長い目で見ていこう、と父も落ち着いてくれたはず。

こうして、九月に車検代五万円。

十月になんとか一万円。

ちょっとずつこちらも解決していけそうです。


ところが。

……十月の月末。リビングでくつろぐ父が話しかけてきます。


「止水さん、今日給料日だべ」

「うん……」


すっかり把握されています。

けして、父はそんなつもりはなかったと思いますが。自然と話題にはのぼるものです。他にも他愛の無い話をしますがハラハラ。


普通に考えると。


……。食費と車検代、合わせて今回は二万円家に入れるべきである。いや、普通はもっとですが。手取りがちょっと。今後に期待。体が資本。


しかし。先日書いたエッセイにもある通り、私はクレジットカードの請求額を過去最高にしてしまったのです。

まだまだ駆け出しの身の。

統合失調症患者の障害者の、ペーペー正社員。

ここでお金を渡したら「身だしなみ」が。


元は自分で撒いた種ですが計画の破綻は否めない。


……ザ・バックレ。


最低な行為ですが。

以前から長い髪とその抜け毛にいい印象を持たない父は私の美容室駆け込み計画に賛成です。給料日の件は持ち出されますが。

父も香水や白髪染め、身だしなみには気を遣うし綺麗好き。数日は何事もなく過ぎていきます。


しかし、諸事情があって渡した一万円に手をつけた父は、私にそれとなく伺います……。


「そういえば今月の車検代はどうした?」


「え、今月も計算したら四万くらいしか残ってないのに!(←給料日以降の時点でこの金額からして既に怪しいが毎度不思議と問い詰められない)」


たまになぜそんなに無いのか問い詰められますが、映画やグッズや食費、と答えます。

我が家は食べたい時にそれぞれ食べたいものをそれぞれ買う風習ありなので納得されます。


「美容室が二万、新しく買いたい眼鏡が二万、ハイ、ここで終了!」


というか、そもそも。


「今月の車検代がまだじゃないか……?」


「あれ、十月渡さなかったっけ?」


「たしか、あれの時にもらったな、なんだっけ、あの十五日くらいの」


「ああ! 障害年金! ん? じゃあ、十月はわたしてるじゃん」


「おい! あれは九月の分だ!」


マジか。九月、五万。

十月十五日、一万では〈十月分〉としてカウントされなかったか。切実に困ったな。


うーん……。

うーん……。


世の親御さんたちは私のような娘がいたらさぞ、困ることでしょう。


うーん……!!


というか、やはり、そもそも、いや、借金とその金額自体は悪いことだと思ってないし、わざわざ両親に打ち明けなくてもいいと思ってるし、返済もお仕事も無理なく続けて生きていこう、と思ってるんだけど。


やっぱり、その、今回は見逃して……。


そこからはわたくし、仕事から帰ったら米を五号炊くなり(弟が納豆ご飯にこだわりが強くよく食べるよく減る)、母が買い物をしてきたら冷蔵庫に食品をしまい、ゴミ捨て前にはゴミをまとめたり、買っておいた緑のたぬき蕎麦は母に食べられ。


しかし、それでも、親戚が来た時にはお寿司や卵あんかけうどんを恵んでもらったり。


バックレ継続、家族団欒をしております。


ところで、世の中は、ハロウィンか?


お菓子も母が買ってきた大袋のチョコレートを寝る前にゴリゴリ食ってます。


カクヨムでたくさんおしゃべりしたいし、経験したことを体験談として残して読み返して思い出したりしたいけれど、いざ書こうとすると、またお金の話になっちゃう、とつっかえて、他の物語もまとまらずに書き殴って投稿したりして、楽しめないのです。


私の信条は、「こんな物語が世の中に存在してもよかろ?」なので。


赤裸々で恥ずかしいのですが、……嘘です。あまり恥ずかしく無いです。


お付き合いくださるとありがたいです。


長文は読むのが大変かな、と思って私の場合小説のようなしっかりとした形はとらずに段落もなければ、改行も入ったり、そのまま地続きだったり。


真剣に小説を書いている方にとってはなんだこの内容と文章は、構成は? 駄文だ!

というところでしょうが。


カクヨムには年齢関係なく人生の先輩が多いので私も、


「コヤツ、ヤバい」


と思われたいです。

反面教師になーれ。私。

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金で揉めてる、実際は穏やかだけど。 明鏡止水 @miuraharuma30

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