【魔王として勇者として】3

【魔王として勇者として】3


笛吹魔音+(ぴこ)



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大広間、耳が痛くなるほどの静けさ。

この空虚な時間も何時間、いや何日、

何年経ったのか。

誰もそれは知らぬであろう。

そこにいる者達以外…。





カサリと動く者が居た。

この場所で久方ぶりの音であろう。

その者は何かを問いかけている。


何なのだ?

ん?何なのだとはなんだ?

我は意識を持つ者なのか?

ふと、そう思考を巡らせる。


「何者だ、貴様は…。」


これは我の声か?

長年出せていなかった為か

声が掠れている様だ。

何故長年と思うのか解らないが。


何か分からぬ物…いや、かつて観た事がある

そして話した事がある。

そんな気配がしている。


「名を名乗れ」

空に浮く物に問いかける。

いや、聞くまでもない。


「そなたはイヴィルアイだな?」

「魔王様、覚えて居てくださったのですね?」

「我は魔王なのであろう?何故このような事を忘れていたのであろうか...」

頭に鋭い痛みが走る。

何なのだ、これは。


「魔王様、大丈夫ですか!?」

「あぁ、大丈夫だ。大した事無い」

「何かありましたら仰ってくださいね!」

「解った」

記憶にある通り心配性な魔物だ。

忠誠心があって大いに結構。

しかし、あまりにここは静かすぎる。


「イヴィルアイ、この城に魔物は居ないのか?」

「魔物は魔王様が召喚しないと増えませんよ!」

「いや、そうではなく側近などだ。見当たらないと思ってな」

「そういう事ですね!フォルネウス様は資料を調べて居られます!アモン様とバルバトス様は呪術と武術の特訓中です!」

「そうか…。では、とりあえず何体か召喚しておこうでは無いか。今足りないのは何なのだ?」

「多分、今参謀や側近はいらっしゃいますので、四天王とかだと思います!」

「ふむ、今の我では、そんなに召喚出来なそうだな。後、我は何年眠っていた?数日とかではなかろう?」

「え?全然眠りについて居ませんでしたよ!」

「やはりか、前と同じだな...」

と、会話しているところにある男が現れる。


「おや?魔王様、どうかなさいましたか?」

「うむ?そなたは…クッ…またか…」

「魔王様?フォルネウス様ですよ!魔王様の調べ物を手伝ってくださっていた!」

「そうか…済まない、記憶が混線しているようだ」

「フォルネウス様、魔王様はまだ記憶が安定してないですからゆっくりしましょう!」

「そうですね、では私は調べ物をしてきます」

フォルネウスの姿が消える。


「では、召喚を行うとしよう。」

魔法陣を描き術を唱える。

とりあえずは四天王か。

四天王は属性で選ぶか種族で選ぶかだが

我は正直どうでもいいと思っている。

こういう時こそアモンに聞くべきか?

アモンは呪術の特訓中らしいが呼べば来るであろう。


「アモンよ、今すぐ魔王の間に来るがいい」

数秒してアモンが魔王の間に現れる。


「魔王様、如何されましたか?」

「早速だがアモンよ、四天王とはどういう者を選べば良いのだ?」

「それは魔王様の思うように選んで良いのですが何かお悩みでしょうか?」

「うむ、属性か種族かで考えておる」

「ふーむ、どちらも特攻属性で攻撃されると弱い事はありますが」

「では悪魔や龍族に耐性を付けた装備をさせれば少しはましか?」

「そうですね、そのようにすると耐久力は上がるかと思います」


なるほど、アモンの知識は流石だ。

取り敢えず四天王召喚するとしよう。

魔法陣を描き術を唱える。

四体の魔物が現れる。

まずは古の龍(エンシェントドラゴン)が咆哮をあげる。

次は大悪魔(ベリアル)が巨体で歩いてくる。

その次は不死鳥(フェニックス)が綺麗な歌声で歌い始める。

最後は翼馬(セーレ)が翼と蹄を鳴らして嘶く。

これだけ集めれば良いだろう。

ところで勇者一行は現在何処にいるのか。

我の記憶はほとんど無いに等しい。


「イヴィルアイ、勇者一行は現在何処におる?」

我はイヴィルアイに問う。

前にもこの様な事があったような気がする。


「魔王様、現在勇者一行は魔王城周辺に居るようです。どうしますか、四天王を派遣しますか?」

「そうだな、どれほどの力なのか興味がある」


我は勇者一行に弱点を出来るだけ補う装備を四天王に与え、勇者一行の前に派遣をする。


「おいおい、イヴィルアイよ?我の仕事取っちゃダメだろう?我は参謀なのだぞ?」

「も、申し訳ありません、バルバトス様!以後気を付けますのでお許しを!」

「ま、いいが。我は仕事したくない」

ふぅ、一気に増えたから我も面倒だ。

アモンに任せるとするか。





「イヴィルアイ、今の勇者一行を映してみよ」

「かしこまりました、魔王様!」

イヴィルアイは壁に現状を映し出す。

そこは、丁度四天王と勇者一行の戦いの最中であった。

古の龍が強烈な炎と氷のブレスを吐く。

大悪魔が辺りが崩壊する程の爆発を起こす。

不死鳥が四天王を癒しつつ炎を吐く。

翼馬は翼で強風を巻き起こし、強烈な蹴りを入れる。


しかし!

そんなものを物としない勇者一行。

四天王を簡単に倒していく。


「なんと...!今までの勇者一行より強いでは無いか!四天王を退かせる事にする!」

「魔王様?今までの勇者一行とは一体なんなんですか?」

「い、いや、それは何でもない...。我の中にある記憶だけだ。それよりも!四天王を引かせろ!」

「アモン、四天王を引かせてこい」

「バルバトス!...わかった、行ってくる」





四天王を連れ帰って来たアモン。

どうやら全員危ないとの事なので

我の力を全員に注入する事にした。

思った以上の力の持ち主のようだな、勇者一行。


「我の力を入れた事により新四天王になったわけだが、召喚の名前としては変わらないわけか」

「見た目的には変わらないわけですしね」

「いや、力だけは今まで以上なのは解るぜ。我でも変な汗が出て仕方ねえ」

「私にも力の素晴らしさはひしひしと感じられますよ。魔王様、名前を変えたいと思われるのでしたら、古の龍を邪龍、大悪魔を魔神、不死鳥を邪眼鳥、翼馬を邪霊馬にしては如何ですか?ネーミングセンスは無いですので、魔王様にお任せいたしますが」

「アモン、なかなかいい名前ではないか。この名前で行こうではないか」


そんな所にフォルネウスが現れる。

「御機嫌よう、皆様。名前の変更の所からお話は伺ってましたよ」

「チッ、聞いていたならさっさと出てこいよ」

「タイミングを伺ってましたので」

「で、フォルネウス何用だ?」

「そうですね、新しく魔王様の力を入れて名前を変更すると、少しばかり名前の登録をしないとならないので登録しに参りました」

「そうか、そういうものなら早く登録するのだ」

「おや?注入した四天王の強さが早く知りたいんですかね、魔王様は」

「そういう訳ではない。フォルネウスには勇者の加護について調べてもらっているので、そちらに集中してもらいたいだけだ」

「はいはい、そういう事にしておきますか」

「バルバトス、いい加減にしないか!魔王様に向かってなんて事を言ってるのか解ってるのか!」

「珍しいねえ、アモンがそこまで怒るなんて。はいはい、解ったよ。ほら、フォルネウスさっさとしなよ」

「解りました。今魔法陣を開きますので少々お待ちください」


フォルネウスが床に魔法陣を展開する。

そこに新四天王を集め登録する事に成功。


「登録は成功しましたが、今の新四天王でも現在の勇者一行に及ぶか解らないですね...」

「なん、だと...。この勇者一行はそこまで強いのか!?」

「そうですね、この世界の勇者一行は恐ろしく強く恐ろしく残虐と言われています」

「勇者一行が恐ろしく残虐とは...」

「簡単に言いますと、依頼に見合わない報酬を差し出されたらその国は滅ぶという事です」

「何という事だ...。そんな者は勇者一行と呼んで良いのか!」

「流石の我でも反吐が出るぜ」

「そんな勇者一行ですが、魔物が出ないこの世でどうやって強くなっているかと言うと...」

「いや、もういい。解っておる。民草を虐殺し新たに思いついた技などを試しているのであろう」

「それとですが...」

「他に何かあるのか!」

「実は勇者一行とあろう者が、邪法に手を出しているという話を聞いてまして」

「はあっ!?おいおい!流石にそれは有り得ねえだろうよ!じゃねえと、光の魔法使えねえだろうが!さっきガンガン使っていたじゃねえか!」

「実は...強力な光で闇を掻き消して、闇を取り込んで使いこなしているようです」

「これを使えば我はしばらく動けなくなるが...側近、参謀、新四天王!更に我の力を与える!何としてでもこの世界から勇者一行を殲滅するのだ」

「魔王様、因みにどれくらい動けなくなるのですか?」

「そうだな、三日くらいは動けないだろう。動けるようになっても完全復活するには一週間は必要だ」

「しかし、もう目の前に居るんですよ?魔王様が動けないとなったら、我らが敗れた時どうするつもりですか!」

「大丈夫だ、それ以上に強くなる。魔王の力を使い切るほど使う技だからな。それくらい強くなっててもらわないとならぬ」

「解ったぜ、じゃあさっさとやっちまおう。魔王様が動けない時間を少しでも早く終わらせないとならないからな」

「では、全員こっちに来るがよい」


我は全魔力を振り絞り、全員に邪の力を与えた。

我は意識が深い水底に落ちていった。





「フォルネウス様、名前は変わってないですけど魔王様の力が加わったのでまた登録でしょうか」

「そうですね、全員の能力を登録しておかないと勇者一行の力と比べられないので」

「だったらさっさと登録してくれ。我は早くこの力に慣れる為に鍛えたいんだ」

「バルバトスはやる気がありますね」

「アモン、貴様には無いのか?やるからにはとことんだぜ?」

「今魔法陣開きますので!皆様そちらに入ってください!」


フォルネウスは魔法陣を開いた!

計測しているフォルネウスは徐々に冷や汗を

流しつつ魔族を集め話をしだした。


「計測した結果なのですが、先程でしたら勇者一行に敵うかどうか解りませんでしたが、今の戦力は先程より百倍程に上がっております。勇者一行が攻め込んで来ない限り、魔王様が目覚めるまで待機する事にしようと思うのですが如何でしょうか?」

「私は構いません。魔王様が心配ですので、魔王城で呪術の特訓をしておきたいと思います」

「我も武術の特訓したいからな。目が覚めて戦えるまでか、特攻してこない限り大人しくしとく事にするか」

「では私はまた調べ物に戻りますね」

「私はいつでも勇者一行の映像を映し出せるように準備しておきます!」





我は...どうしていたのだ...?

身体が重い...。

ああ、そうだったな。

部下の為に全魔力使ったのか。

やっぱり魔王という肩書きだけあって

魔力の量は並大抵じゃない。

それであってもこれだけの負担が来るとは。

いや、これだけの負担で済んだと考えるべきか。

どれだけ寝込んでいたのか。

早く目を覚まさないと

他の者に示しが付かないな。

しかし身体が動かないから大人しくしておこう。





「魔王様がお眠りに付いてもう三日!まだ目を覚まさないんですか!」

「イヴィルアイ、落ち着きなさい。魔力が溜まったら目が覚めますから。」

「フォルネウス様ー!」

「またイヴィルアイか!いつも喚いているけど心配ばっかりしていても仕方ねえぞ!」

「そうですよ、それで目が覚める訳では無いんですから」

「バルバトス様、アモン様まで!」

「ところで今の勇者一行の様子は?」

「今映しますね!」


イヴィルアイは壁に現状を映し出す。

「勇者一行は今何をしているんですかね...」

「なんて事を!」

「フォルネウス?どうした?」

「フォルネウス様、どうかされました?」

「あ、あれは...邪法の契約中です!勇者一行とあろう者がなんという事を!しかもあれは魔族ですら行わない過去の遺物!」

「何だと!」

「何ですって!」

「どうするんですか!?魔王様がまだ目覚め無いし、目覚めても戦えるまでまだ日数が...」

「我なら、先程目覚めたぞ...」

「「「「魔王様!?」」」」

「何と、邪法...しかも過去の遺物とはの」

「私達でも気付く事が出来ませんでした」

「誰がそんな物を教えたんだ?」

「恐らく先代魔王の書庫であろう。研究熱心な勇者一行が居たと聞いておる」

「そんなのどうやって対処すれば...」

「我の魔力が全回復するまで待ってもらえるか」

「何か方法があるのか?」

「うむ...邪法には外法で対処するしかない。しかしこれはここに居る魔族の寿命を大なり小なり使うわけだ。それで良ければ、だが」

「私は覚悟できております。この寿命お使いください」

「寿命か...我のも使うがいい!」

「フォルネウス、そなたのは使う事は出来ぬ。調べ物が終わるまで死んでもらっては困るのだ」

「かしこまりました、魔王様」

「因みにこの外法は、味方を寿命と引き換えに完全に護る装備品になると言うものだ」

「我が装備品...壊れたりしないんすよね?」

「その時は寿命が尽きるが、使うのは我だぞ?装備品に魔力を送り込むから、簡単に壊れると思うか?」

「そうですよね!?簡単に壊れてしまわないですよね!?」

「アモンとバルバトスには武器になってもらう」

「「えっ!?」」

「魔力のこもった強靭な剣は二人じゃないと無理だ。あと新四天王には、防具になってもらう、そこは安心して欲しい」

「ふむ、なるほど。そこに更に魔力込めるなら折れる事は無さそうだな」

「そうですね、バルバトスの剣術と私の呪術で何とかしようという感じですかね?四天王の防具は大丈夫でしょうか?」

「龍の兜、悪魔の小手、不死鳥の鎧とオーラ、翼馬の靴だから大丈夫だろう」

「だと良いんですけどね...」

「さあ、我はもう少し休む。まだ魔力が足りなくてな」

「ゆっくり休んでください」





それから一週間、平和な日だった。

だったと過去形なのはその日に崩れたからだ。

我の魔力も全回復し、勇者一行が

魔王城に乗り込んで来た。


「イヴィルアイ、勇者一行はもう目の前に居るから、何かあれば直ぐに逃げるのだ」

「嫌です、魔王様!」

「それならば...」

我はイヴィルアイを魔界に飛ばす呪文を唱える。


「よし、皆いいか!勇者一行はもう目の前だ!扉には攻撃も呪文も跳ね返す呪法を使ってある!中に入って来て邪法使う様なら、こちらも外法で挑む事とする!」





勇者一行が魔王門の前に立っている。

邪悪な、それでいて神聖な力が感じられる。

邪法を使っていても勇者であるという事か。

我は部下を身に纏い戦いの鼓舞を挙げる。

「この勇者一行は絶対に生かしておいてはならぬのだ!確実に仕留めるぞ!」


身に纏った部下達は歓声を挙げる。

よし、準備は整った。





勇者一行が魔王門を爆発させて現れる。

ニヤニヤした顔がいやらしい。

邪に堕ちた勇者を滅ぼす為に。

「ようこそ、邪の勇者一行よ」


勇者はこちらを睨みつけてくる。

そんなに嫌ならば、神聖の勇者でいれば良かったのではないのか?と思うが。


勇者一行をよく見てみる。

邪導師、邪剣士、、、聖術師?

何故だ?邪の力を取り入れているのに

どうして光の癒しの者が?

回復かけても治癒されないというのに。

「聖術師よ。何故お主はその一行に入っているのだ?回復も補助魔法も効かないであろうに」


聖術師はヒッと声を上げて隠れてしまう。

まぁ、そうであろうな。

何か理由がある、そういう事なのだろう。

「さて、勇者よ戦ってみるか?」


我は玉座から立ち上がる。

勇者一行は魔王の間の中央に来る。

その瞬間、我は部屋の魔法陣を起動する。

どれだけ耐性持っていても全ての状態異常にかかってしまうというトラップだ。

しかも解呪不可という、卑劣な物。

邪の勇者一行になら使ってもいいだろう。

勇者一行は苦しんではいるが、大した事は無さそうだ。

聖術師が必死に回復しているが効いていない。

自分も弱っているのにも関わらず。

「大した事ないようだな。この程度の勇者に四天王はやられていたのか。そんなに強い物と戦いたいのであれば我より強い物が多い魔界の大魔王様の所に送ってやろう」


その時、聖術師以外は禍々しい者へ変身した。

しかしそれより早く我は魔術で飛ばしてしまっていた。

「そんな力があるなら早く出せばよかっただろうに。戦ってみたかったぞ、邪の勇者」





我は装備を解く。

「私、とても死ぬかと思いましたよ!あの勇者の姿見た時怖かったです!」

「アモンは体をもっと鍛えねえとな!本ばっかり読んでるから怖がるんだよ!」

「煩いですよ!」

「静かに。この世界の勇者一行は魔界の大魔王様の元へ消し去ったが、他の世界の勇者一行をどうにかせねばな」

「魔王様?この世界の勇者一行とかたまに言いますが、他の世界の勇者一行に会った事あるのですか?」

「そんな事あるわけねえだろ。他の世界なんてねえよ」

「いや、我は他の勇者一行と戦った事がある…覚えがある」

「「なんと!」」

「ああ、最初は殺されてしまったがな。あれはいい戦いだった」

「魔王様とあろう者が、殺されるとは!なんと言う勇者一行だったのでしょう!」

「雑魚魔物が居なくて強くなる事が出来ないまま魔王城まで来た者も居たな」

「なんだと!そんな者もいたのか!」

「強くしてやっていたのだが、人間共が勇者一行が魔の者に鍛えられてるという事で王国裁判にかけられて死罪というのもあったな」

「なんと酷い…。人間の希望とあろう者を…そんな事して。魔王様はその国を滅ぼしていそうですよね?」

「ああ、我が最大魔力で消し去ってやったわ」

「いい事するじゃねえか!」

「おっと、イヴィルアイを呼び戻すか」


魔法陣を描く。

イヴィルアイが魔王城に戻って来た。

「魔王様ー!何で私を飛ばしたのですかー!」

「そなたは戦いに巻き込めないからな。今度はフォルネウスと共に行動してもらおうか」

「わかりました!」


我の目の前が揺らぐ。

立っていられなく膝を着く。

「「「魔王様!」」」

「大丈夫だ、きっと次の世界の勇者一行に会うための事だろう。また会った時には記憶が無いかもしれないが、次の世界でもよろしく頼む」


意識が途切れた。



カチャッ


キュルキュルキュルキュルキュルキュル


カチャッ



第三話~完~

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