第4話 味方か敵か


俺は、何故スマホを取りだしていた。

そして、学園長にメールを送る。


〖依頼を破棄しろ。

俺が一件引き受ける。 〗


と。


すると、すぐに返信が来た。


〖貴方の言い分でしたら、いいでしょう。

貴方は特別だ。

殺し屋の学園に入ってきてくれたこと、誠に感謝申し上げますよ。〗


そして、また、依頼のメールが来た。























アムラ「、、、」


アムラ「妹は、?」


亜久「気絶しているだけですよ、」


アムラ「そうか、、」




アムラは安堵してその場に崩れ落ちた。



亜久「、、、」


何やら、、とても懐かしい。

この感覚、以前にも感じたことがあるような気がしてならない。

私も、、殺し屋、、失格かもしれないな。




亜久「兄妹は、儚く、悲しいものですね、、」


亜久「とても、。」






亜久はそう言い残すと、その体育館から去った。

アムラは、妹の傍に近寄り、妹を抱えて亜久とは別の方向に去った。









亜久「、、、」






亜久は体育館を出た。

すると、すぐに、、、










?「終わったか?」


亜久「?!」


亜久「いつの間に、?!」




ドアの横の壁に寄りかかっている彼の姿があった。

勿論、フードは被っていた。




?「ただの気まぐれだ。」


亜久「、、、」





亜久「あの二人のこと、、何とか出来ないでしょうか?」


?「、、、」


亜久「兄弟で、、殺し合う、、そんな悲しいこと、ないじゃないですか、」






?「殺し屋の運命は、そう簡単に変わらない。」


亜久「分かってます、、分かってるのですが、、」



亜久は、下を向いた。

それを、彼は横目で見ていた。





亜久「なんか、、懐かしかったんです、、」


亜久「あの二人を見ていると、、自分も心を締め付けられるような、、」










すると、、

その瞬間、、、、、、、











亜久「?!!」





?「悪いな、」




彼は、拳銃を亜久に向けていた。





亜久「何を、ッ!」





?「殺し屋は、そんな簡単な物じゃない。」


?「命なんて、灯火のように消えるんだ。」





でも、、彼は微笑んでいた。





?「命を殺す、、覚悟があるか?」




亜久「、、、」



亜久は、自分から銃口に額を当てて、、、






亜久「勿論。」


亜久「この命、殺し屋として全うします」











?「、、、、ww」


?「命を奪うこと、それが殺し屋だけじゃないんだ。」


?「殺し屋は、命を救うことも出来る。」




亜久「、、っ!」





?「はき違えるな。その意味を」




彼は拳銃を下ろして、また、歩いて行った。












亜久「、、、」


命を救う、、そんなこと、、考えたこともなかった。

不思議だ、やはり彼は、、。

殺し屋で言う、、敵なのかもしれない。




私は、殺し屋として命を奪う。

そこに、情など何も無い。

私の依頼は、どんな訳であろうと、殺しに行く。


でも、私の依頼ではないことは、専門外である。

甘いものだ。

でも、、それでいい。






殺し屋で、殺すだけなら、最強になんてとっくになっている。

もっと、、、、私は、、強くなる。































ミャラ「これから、基礎体力訓練を行います。」






ミャラ「その前に、、、、」




担任は、生徒に向けて不敵な笑みを浮かべた。








ミャラ「貴方達を、強化してくれるA組の生徒です。」








その生徒は、1歩1歩ゆっくり重く、



その教室に入ってきた、







?「、、、」



フードを被り、袖が長く手は見えない。






亜久「、、、ッ」


とてつもなく、、、重い、、、!
















ミャラ「よろしくお願いします。」



?「、、、ああ。」







彼は、生徒全員見渡したあと、こう口にした。






?「死ぬ覚悟 持ち合わせてるんだろうな?」


?「、、、w」










ミャラ「体育館に移動してください。」


ミャラ「組手を行います。」













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