第5話 家族の異変その①

 コロナに罹患して4日が過ぎだが、日に日に体調は良くなっていった、下手したら感染する前よりも体調は良い、ただ寝汗は酷くかいていた。


 父の様子は気になったが、熱はそんなに無く、ただ喉が痛いと言っていて咳をしている。


 気になって母に抗原検査キットを買ってきてもらい検査したら陽性であり、病院には行かず、ずっと家にいようと言うことになった。


 父の場合、肺に昔の喫煙の後の影があり、体もそこまで強い方ではなく、年齢的にも74才になるので、やはり心配である。


 幸いなことに父も母もワクチンは全部打っていた、軽く済んで欲しいが、熱は36.8度である、父の喉はかなり痛いのか、唾が飲み込めないらしい。


 まだ下痢があり、便の色は茶褐色だった。


 その日は早く寝ることにした。

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