第3話 激闘の3日間その②
目が覚めると元旦を迎えていた。
ふつうならば、年明けはめでたいのだが、全然めでたくは無く、コロナという村八分的な感染症に罹患してしまい、死のうかとかばかり考えていた。
この病については、まだ未知の部分があり、後遺症などが不安であったが、幸いなことに熱は36.8度まで下がっていてくれた、実は大量の寝汗をかいていて熱が下がってくれていた。
まだコロナの初期の頃は、毒性が強くて感染したら人生終わりで迫害の対象になるという事が実際に起きており、実際にネットに感染者の住所や電話番号を書かれたりする事があった。
ただ今は変異が続いて、毒性が弱くなっており、感染しても大したことはないだろうとたかを括っていたのが間違いで、この病は相当にきつい。
例えるならば、インフルエンザを数倍酷くした感じであり、とある言論人はただの風邪だと漫画の中で何度か言っていたが、これは風邪とかそんなレベルではない、悪夢である。
薬を飲んで寝ようかなと思った矢先、テレビでは能登半島で大地震が起きたことを放映されていた、後にも先にも最悪な正月はこれが初めてである。
仲の良い年上の友人から、「今テレビを見るとメンタルがやられるから見るな」と電話がかかって来た、彼には何度も助けられた。
ただその半年後、彼もまたコロナに感染してしまい、私と同じような症状を辿ることになる。病院からMをわざわざ数万かけて購入し、今は全快したが、後遺症(倦怠感)が2週間ぐらい続いた。
コロナのことはネットやテレビを見てかなりの情報は手に入れて、ワクチンを複数回打ち、感染対策はバッチリだったが、まさかこうなるとは思わなかった。
そして、下痢が数日間続く、コロナの症状に下痢があると厚労省のサイトに書いてあったのを思い出した。
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