恩師に「お前のせいだ」と爆死メールした歴史。

 昔むかしある大学に、うさぎは誇り高き戦闘民族こと、うさ民という学生がおったんじゃ。うさ民は国語のМ教授の講義を受講しており、教授の穏やかな飾らぬお人柄を、とてもとても尊敬しておったんじゃが…。


ある日。

自分「くそ〜。悪寒して怠い〜。治ったと思った風邪がまだ治っとらんかった〜。今日の講義は……あとМ教授の講義か……」

自分「楽しみにしてたし、申し訳ないんだけど……。今日はもう帰ろ……。教授にはメールで欠席の連絡を差し上げよう……」


 こうしてうさ民は、ガラケーを操作し――当時はスマホとかなかったんじゃ――М教授にメールを送信した。程なくして教授から返信メールが届いたんじゃ…。


自分「……うさ民さんがいらっしゃらないと、寂しく感じます。早く快復されてください……М教授、良い御方過ぎる……。私、メールに誤字脱字とかないよね?」


 あったんじゃ。


 うさ民は、

「先週からの風邪が長引き、誠に恐縮ですが本日の授業は欠席させていただきます」

 と打ちたかったんじゃ。しかし実際は……。


「先生からの風邪が長引き、誠に恐縮ですが本日の授業は欠席させていただきます」


 そう。うさ民は尊敬する、かつ優しいメールをくだすった教授に、

「お前からうつされた風邪が治んねえから今日休むわ」

 というメールを送っておったんじゃ!


 ……半年落ち込んだ。

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顔から火を出したい。 うさぎは誇り高き戦闘民族 @darkness-usagi

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