どうやって稼ぐのかについて。
再び、邪神ちゃんと俺だけになる部屋。
とにもかくにも、行動していかなければならない。
「邪神、答えられる範囲でいい。チートについて教えてくれ。」
「いいよいいよー!ボクの気分の範囲で答えるよ!ただし細かい使い道には回答しないからね?初回みたいなボーナスはもうなしさ!」
・・・まぁそこに関しては期待していないから、いい。
「まず、残高だ。これは現金化できるのか?」
「可能だよ!そういう意味では、かなり破格な自己資金を持ってるともいえるねー。まぁーもっとも?人生1回分を換金したと考えると、そこまでだけどねー」
「よし。それは、とりあえずいい。・・・大事なのはここからだ。【チートの残金は、増やすことができるのか?】」
そう。
人生1回分の資金が現金化できる。これはいい。いわば、働いて、その分を人生を消費したと考えて給料を得るのと何ら変わらない作業だからだ。
問題はこの先。
現金とチートの表示金額は等価だが、そこはポイントを使って特殊なギフト、知識や技術を得られるか否かという違いがある。これはかなり大きい。
「そこねー。そこかー。・・・うん、そうだね。現金からポイントレートの交換相場は10倍としようか!価値の違いがあるってのは気付いているみたいだからね。気付かずすべてを現金化したら面白かったんだけどねー。ざんねーん!」
ケラケラと笑う邪神。
うん、一瞬ウルっと来たときもあったけどやっぱ邪神だよこいつ。
「・・・そうか。じゃあとりあえず、【スキル オン!】」
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スキルポイント:7980万G
求めるスキルもしくは情報・知識をお伝えください。
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「ポイントを、480万円分。・・・端数も加味して約500G、現金化しろ」
------ローディング
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480万G。・・・端数も加味して約500G円、現金化
スキルポイント:7500万G
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(ポンッ)
手元に480万ゴールドの詰まった袋が落ちてくる。
ちっ、おまけはなしか。
「あははー。ズルをしようとしてもダメだよー。取引は、厳密なのさ」
「・・・そうみたいだな」
まぁいうだけならタダだ。好感度などが発生するものでないならなおさら。
「で?どーするのさー?」
「とりあえず情報収集と、コネの使い倒しだ。何はともあれ、動くことからだな」
護衛という名の監視を使い倒すなら今だ。
この国の上層部の動きがどの程度のスピードかはわからないが、少なくとも現世のボンクラみたいなスピード感を期待するのは間違いだろう。
「そっかー!いってらっしゃーい。ボクがいないからって寂しくて泣かないようにねー」
「まだ1日の付き合いだろ。しかも、どうせ同行しないとはいえ見てるんだろう?」
「まぁねー」
くそ。
俺のプライバシーはどこに行った??
「その概念は地球で休暇でもとってるんじゃないかなー」
まさにOh my Godだ。
邪神だが。
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