ねこまたムスメのシロとクロ2~クロお姉さまとダイエットですぅ~

夢月みつき

本文「クロお姉さまとダイエットですぅ」

 前作「ねこまたムスメのシロとクロ」があります。

 良かったら、お読みください。

「ねこまたムスメのシロとクロ」

 https://kakuyomu.jp/works/16818093086877047486



 登場人物

 シロ

 ねこまたの女の子、クロお姉さまが大好き。


 クロ

 ねこまたの女の子、シロのお姉さん。


 クロaiイラスト

 https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093087597795633


 ♬🐱♪🐈🎶😸♪😼🎶😹♪😻🎶🐈♪😽🎶😾♪😿🎶🙀♬



 夕方頃にシロがコンビニで豚まんを買って来た。

「お姉さま~、お姉さまぁ。今日は豚まんを買ってきましたぁ。ほかほかふっくらで、ジューシーな豚さんのお肉がたっぷり、入っているんですよぉ」



 シロがにこにこ顔で、姉のクロにコンビニで買って来た紙袋を手渡す。


「おっ、サンキュー。これは、季節限定のお肉ボリューミーな豚まんじゃない! でかしたシロ! 後で、代金は払うからね」



 クロは、目を輝かせてほくほく顔で紙袋を開けて、豚まんにかじりつきます。


「う~んっ、美味しいっ。さすが、季節限定モノは一味違うわね。このにくにくしさがたまらな~い」


「本当に美味しいですねぇ。おソース掛けて食べるともっと、美味しいですよぉ」


「本当だ、美味しいっ! からしとマヨネーズも付けてみようかしら」


 クロとシロは、豚まんをぺろりとたいらげて緑茶をすすりました。




 🐱




 そんなこんなで、日が暮れてクロは、お風呂タイムの後に体重計に乗ってみました。


「キャーッ! 体重が一キロも増えてる~」


 クロのふたまたに分かれた尻尾の毛が逆立ち、ショックを受けて、その日からダイエットを始めましたが……


 食欲の秋の誘惑には、勝てずに一キロ減らした後にはすっかり、食欲が元に戻っていました。


「ん~っ、このモンブラン、美味しいわ!」


 クロは、アールグレイの紅茶を飲みながら、フォークでモンブランのクリームをすくって口に運びます。


「お姉さま、ダイエットは?」


「ああ、減ったから良いの。今は、食欲の秋を楽しまなくちゃ損よ」


「あんたも、モンブラン食べなさい。紅茶入れてあげる」


「ふふっ、はぁい、クロお姉さまぁ」


 シロはそんなクロを見て、ダイエットも必要だけど健康的で素直なクロお姉さまは、もっと大好きだと思うのでした。


 -おわり-


 ※この話は食べ物のみの小説ではありません。


 こちらにも載せています。後日こちらの作品も載せる予定です。

「妖怪・妖精話短編集」

 https://kakuyomu.jp/works/16818093085863646180

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ねこまたムスメのシロとクロ2~クロお姉さまとダイエットですぅ~ 夢月みつき @ca8000k

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画