◈いとおしむ【2024/10/29】
嗚呼、いとおしくて仕方が無い!
私は思わず顔を俯けて、小さくため息をついた。
手には残り半分ほどになってしまった、シルヴィオ隊長特製のプリン。甘すぎないホイップクリームと甘酸っぱいベリーソースが、甘いあまーいカスタードプリンの甘味を更に引き立てていて最高なのだ。
嗚呼、食べたい。今すぐ食べてしまいたい! けれど、食べてしまったら無くなってしまう!
なんというジレンマだ。最早、このプリンが可愛くさえ思えてきた。食べたい、でも、食べたくない! 嗚呼、私は一体どうすれば――……。
「バレッタさん、おかわりもありますよ」
こうして私の葛藤はあっさりと終わり、この後満足するまでプリンを食べ尽くしたのであった。
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