第56話

小一時間くらい走っただろうか。



山道に少し入った辺りの川のほとりで功太は車を停めた。



「着いたよ」



麗は車から降りると物珍しそうに目を丸くして辺りを見た。



白くて大きな砂利が川まで続き、川を覗き込むと綺麗な水に小さな魚が泳いでいるのが見えた。



少し離れた所にバンガローが建っていて、先に来ていたらしい子供連れの家族が木の建物から出てきたのが見えた。

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