第28話
外は夕暮れで、まだまだ夜にはさせないと言うようにオレンジ色の太陽が眩しく輝いていた。
すぐ側は海で、夕陽が海面に反射して橙色に染まっていた。
「きれーい…」
「近くにいこうか」
門の外には道案内をするように連続した足元灯が灯っている。
二人はその明かりに導かれるように海へ向かって歩き出した。
日中溜め込まれた地熱がアスファルトから放出されるのを感じ、今夜も熱帯夜かな、と麗が思っていると。
「今日は楽しかったね」
功太が歩きながら顔を向けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます