第20話
大きいの、小さいの、長いの、短いの……。
色んな種類の魚が同じ水槽で泳いでいる。
その光景を麗はどこか羨ましそうに眺めていた。
「きれいだね。」
「うん、とても……」
「どうしてそんな悲しそうな顔をするの?」
思いがけない功太の言葉に麗は弾かれたように功太を見た。
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