第19話
入場券を買いに窓口に行くと、功太が二人分の料金を支払った。
麗が慌てて自分の分を功太に差し出すと、やんわりと笑顔で断られた。
でも、と麗が続けると「いいからいいから」と功太は従業員から券を受け取り、先を歩き始めた。
麗は悪いな、という気分を少々引きずって後を追った。
が、入ってすぐに曲線状の大水槽が広がると、そんな感情は吹き飛んでしまった。
「うわぁ……!!」
どこまでも青い水にゆらゆらと泳ぐ魚たちに麗は歓喜のため息をついた。
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