第16話
「また会ったわね、タマキ・ヤシロ。」
白いベルスリーブのブラウスに同じく白いAラインのミニスカート。
金髪のツインテールは編まれて輪を作り、首から十字架のネックレスを下げている。
アイスブルーの瞳でこちらに微笑んでいる彼女の名を、二人は知っていた。
「クロエ…テイラー……」
環は何故彼女がここにいるのか、どうやってこの「存在しない課」に来れたのか見当もつかずただ驚いていた。
すると奥に座っていた大平課長が立ち上がる。
「ああ、おかえり二人とも。彼女は僕が招いたんだよ…まあ立ち話もなんだから入って入って」
課長に促され、環は部屋の入り口で立ち往生していたことに気づいて中に入った。
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