第29話
青年は部屋の騒音が途絶えると「ひっ」と声を上げ頭を抱えてソファの上で小さくなった。
「私がいる間は身の安全は保証します。…貴方には彼女が見えるんですか?」
(見える…?)
三瀧は環の後ろ姿に視線を移す。
「し、信じてくれるんですか……?」
「まずは何故死んだはずの彼女が浮気相手を殺したと思うのか聞かせてください」
環は至って毅然とした態度で青年の前に立っている。
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