第19話

(…嫌われちゃったかな?)




三瀧は環の顔色を伺いながら首を傾げた。




「じゃあ三瀧君の机はそこね、パソコンは使いたかったら持ち込んで構わないから。ああ、あと隣がボイラー室だから禁煙でお願いしますね」




早速煙草を出そうとした三瀧を課長が慌てて制す。




「…さっきのナースの子、あの子もヨミ課ですか?」




三瀧がもう誰もいないドアの方に視線をやる。




「ああ、三澤君だね。あの子は科学班だよ。よくここに来るからよろしくね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る