第18話

それが彼女の逆鱗に触れ、三瀧はパシッと手を払い除けられた。




「いってぇなぁ…」




「まぁまぁ……今日から仲間なんだし、仲良くしましょうね?じゃあ三瀧君、改めて自己紹介を」




課長になだめられ、三瀧は一息ついて挨拶をした。




「えー、今日から配属になりました、三瀧誠果(みたきせいか)です。35歳です。ヨミ課のことはなんにもわかりませんがよろしくお願いしまーす」




軽く頭を下げると課長は拍手したが、環はムスッとした顔のまま目も合わそうとしなかった。

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